休業中の店に「コロナのバカヤロー!」の張り紙。経営上は正解か間違いか?

 

だから、共感を呼びたければ、ネガティブなことで呼ぶのは避けるべきだと思っています。「うちはコロナで大変なんです」と言うのは簡単ですが、それで助けてもらえるのはごく一部です。むしろ「コロナで大変だよね!だから一緒に文句を言おう!」というネガティブな共感をしてくる人ばかり集まってきますし、そういう人はたいてい前向きな人の足を引っ張ってきます。

だったら最初から、ポジティブに共感してもらえるような発信をしていけば良い。もしその店の張り紙が、「コロナで大変なんです。でもせっかく休むんだから、もっと喜んでもらえるように、めちゃくちゃうまいメニューを開発してますよ!」みたいな発信だとしたら。少なくとも私は、その店が再度開いた時には足を運ぶでしょう。

大変な時でも、前向きなところには、やっぱり人が集まってきます。わかりやすいもので、近隣でうまくやっている店はことごとくそういう店しか無いのです。

ネガティブな発信をするのはとても簡単。でもそれで集まってくるのはどんな人なのかをしっかり理解しておきましょう。同情されたいのか、それとも応援してくれる人を増やしたいのか。そこを履き違えないで、言葉を選んでいきたいですね。

今日の質問です。

  • 自分が応援したくなる店は、どんな店ですか?
  • 自分たちが応援してもらえるような店であるためには、どんな発信をしていくべきですか?

image by: Change TV Production / Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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