子どもへの期待
子どもへの期待も捨てるの!?と驚かないでください。
期待していて、いいんです。ただ、子どもは子ども。親と違う人格ですね。当たり前のことですが。
たとえば、自分の夢をかなえてほしいとか。自分よりもいい学校に行ってほしいとか。収入のいい仕事についてほしいとか。
思う方は多いでしょう。
悪くはないんです。そういうものです。
でも、どうでしょう。ある人が「親は子どもよりほぼ先に死ぬんだから、幸せを見届けられない。だから幸せを願っても、最後までは見られないんだから」といったそうです。
見届けられない。確かに。
だからといって、子どもの幸せを願わない親はいないでしょう。
でも、「見届けられないんだ」って自覚するだけで、少し達観しませんか?
「最後までは一緒にいられない」と。「任せられるところは、任せよう」と。
親ができることには、限りがあります。一緒にいられる時間も、限りがあることが多いでしょう。
だから、ちょっと、距離を持つ。いつか離れるんだなと思う。
泣きたくなる人もいるでしょう。ほっとする人もいるでしょう。
私にも、両方の気持ちがあります。どちらの気持ちでも、両方の気持ちでも、大丈夫。子どものことをすごく考えているからこそ、どちらの気持ちも持つのです。
でもいつか離れていく存在だから。自立させようって考えたり。自分時間を大事にしようって思ったり。
子ども時間とともに、あなた時間も、大事にしてください。
自分時間が少しでもできたら、それは子どものために捨てないで。少しでも、時間ができますように。
ただ…子どもとの距離感を、といいましたが、まだまだ私もぜんぜんできていません。息子が高3になっても!
私自身、かなり息子に価値観を押し付けたところがありました。口に出さなくても、感じていたようです。
昔、テストの点が悪いとシュンとして、謝られたことがあります。「お母さん、ごめん…」って。私に謝るのは、おかしいですよね。でもそうさせたのは自分なんだって反省しました。
そんなことの繰り返しです。今もまだできていません。だから自分にも言い聞かせています。書いたのと同じことを。
息子にしょっちゅう謝ってはいますが。それ以外はできていないので、 自分に言い聞かせながら書きました。
あなたと一緒にやっていけたらと思っています。先輩とは言えません。一緒に歩く同志と思っています。
世の中の全てのお父さんお母さんに優しく寄り添う川ノ森千都子さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ
image by: Shutterstock.com