これまで私たちは「長寿のための健康社会」を作ってきました。しかし、新型コロナウィルスがそれに待ったをかけた。おまけに、昨年の7月には米ワシントン大学が世界人口は2064年の97億人をピークに減少すると、衝撃的な予測を発表しました。50年までに世界195カ国・地域のうち151が人口を維持できなくなることに加え、このまま出生率が回復しなければ、「いずれ人類は消滅する」(byクリストファー・マレー保健指標評価研究所長)との意見も出ているのです。
かつて人間は150歳まで生きるとする専門家がいました。その後、歯の寿命が持たないとの意見がだされ、「せいぜい120歳」という見方が主流に。実際、人類史上最長寿とされるフランスのジャンヌ・カルマンさんは、1997年に死去した時点で122歳ですし、現在の世界最高齢者は日本の田中カ子さんで、2021年7月現在で118歳です。
コロナにより120歳説が縮むのか?はたまた100歳超の人口が増えているので、平均寿命(=0歳時の寿命)は縮む一方で、世界中が超高齢者だらけになり、人類滅亡のカウントダウンが始まるのか?
コロナと人類の戦いは、今後新たなフェーズに突入するのかもしれません。
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image by: teranbryan_ecu / Shutterstock.com
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