自民党員からも疑問の声。選挙期間中に議員秘書から連絡もない与党に見えた敗戦

 

多くの自民党議員の40年前の地方選挙を見て、選挙では組織化が重要であることを知り、都市部で組織化できないかと、都市部の民主党議員に組織化を提案した。

そして、10年以上前に、東京で今住んでいる地域と違う地域の民主党国会議員の応援で地域の組織化を手伝ったが、月1回地域での集まりを開き、地域の応援者と議員が、いつも話していた。

この時、地元民主党市議や都議も協力して組織化したので、市議、都議にとっても日常活動になっている。このため、この地域の市議は都議になった。

そして、地域の人たちが手弁当で選挙期間中、市議や国会議員を支援していた。国会議員が街頭演説をすると、1時間前に場所取りをしないと、写真撮影の良いポイントを取れないほどであった。あまりにも多くの人がいるので、いつも驚かされた。

そして、この集まりを知らせるFAXが月に数回入っていたし、きめ細かくFAXやメールで連絡が来た。どこで集まりがあるかわかった。

そのような連絡が自民党の地元国会議員から一切来ないし、組織化の活動というより、市議と都議を含めた地域活動を何もしていないようだ。都市部の自民党国会議員は、地域の住民との交流をしていない。

この組織化した民主党議員は、選挙期間中、夜は地域の一般家庭で地域の若い皆さんに集まってもらって、ミニ講演会を開いた。その基盤が普段の組織化である。特に地域での退職者、女性を組織化したことだ。

民主党議員の組織化で、男性で65歳以上の退職者は、暇で集まりを期待していたが、中心は高齢の女性たちであった。高齢者は暇なので、手伝ってもらえる。その上、高齢者は有力な有権者でもある。それを自民党はおこなわない。

地元の自民党員に声もかけず交流もしないで、お金で選挙戦を戦うようであるが、それでは弱いし、風が吹かないと負ける。

さあ、どうなりますか?

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image by: 岸田文雄 - Home | Facebook

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