コロナ自粛中にバレた浮気。3人の「不倫上手」は修羅場をどう切り抜けたか

 

「妻に知られたら終わりだから」。功を奏した手回し

次に2人目は勤務医の高橋幹也さん(仮名、35歳。年収1,600万円)。妻に不倫を知られたのは次女の妊娠中。幹也さんは「たまたま近くに簡単に体の関係を持てそうな相手がいたんだ。彼女は僕に妻子がいることを知っているし、いつまでも続くとは思わず、軽い気持ちだった」と懺悔。彼女は同じ病院に勤める看護師。

妻は幹也さんに内緒で彼女を呼び出し、直談判したそうなのです。妻が問い詰めると彼女は「そろそろ終わりにしてって頼んだばかり」と強がったのですが、「彼女は幹也さんと復縁することはないだろう」、妻はそう判断し、幹也さんを許すことにしたのですが、幹也さんは前もって手を回しておいたことが功を奏しました。

彼女と男女関係を持とうとしたとき、「妻に知られたら終わりだから」と念押しをしておいたのです。もし、彼女が素直に身を引かなければ、妻は頭に血が上り、幹也さんの上司である外科部長に相談しに行ったかもしれません。最悪の場合、田舎の分院へ左遷させられていた可能性もあります。幹也さんは上手く立ち回ったので傷は浅くて済んだのです。

そして3人目はアプリ制作会社を経営する柴崎拓也さん(仮名、43歳。年収1,800万円)。妻は拓也さんの行動を怪しんでおり、興信所に尾行を依頼。

場所は自粛中で誰もいない浜辺。波音をBGMに女の腰から尻に手を回したり、頬にキスをしたり、互いの頭をくっつけたりする拓也さんの姿を撮影した動画を入手した模様。妻は証拠を突きつけ、「私という存在がいながら、こんな女に手を出すなんて」と声を荒げたそうです。

最近、どこの会社も「不倫」の二文字に敏感です。もし妻が親会社に駆け込み、あることないことを吹き込んだ結果、拓也さんが代表取締役を解任される。そんな事態を避けなければなりません。

筆者は「奥さんの怒りを静めるには、ここまでやらないと」と前置きし、こずかい制への移行を指南した。具体的にいうと今後、拓也さんの収入を妻が管理し、拓也さんへこずかいを渡し、残りは妻の自由。これなら拓也さんはデート代が足りないから女性を誘えないし、夫婦の貯金は妻名義なので妻を大事に扱うしかない。これで妻はようやく振り上げた拳をおろし、復讐をあきらめ、結婚生活を続ける方向に進んだのです。

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