「置物」と思え。2人きりが多いうえに嫌味で苦手な同僚への対処法

 

本当に本当に彼と同じ空間にいるのも嫌だ、視界に入るのも不愉快だ、私の心身に支障をきたす、というレベルであれば、転職を考えたほうがいいかもしれません。

でも、もうあなたは2年半も勤務していて、おそらくご自身が担当している業務を一つひとつ彼に確認しなくてはならないような状況ではないでしょう。そうであれば、「たまに言葉を発する置物」だと思う、というのもひとつの手段です。

置物に怒ったり、ケンカを吹っかけたり、なにかをお願いしたりしても無駄ですよね。もちろん、「私は金輪際あなたのことを置物だと思うことにしました!」という宣言は不要です。

そして、置物に対しては、最低限の挨拶(おはようございます、お疲れさまです)と報・連・相のうちの「報」と「連」だけする。「相」は信頼できる人にすればいいのです。置物に相談したってなんにも返ってきませんから。あとは、机の配置でもなんでも構わないので、視界に彼が入らないようにするだけで、ずいぶん違いますよ。

そうやってご自身のメンタルを守ってあげてください。一番大事なのは、自分です。

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有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長 公認心理師(登録番号: 29160号) 。日本アドラー・カウンセラー協会認定シニア・アドラー・カウンセラー。日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメント・ファシリテーター 平成元年 三菱電機株式会社 入社。その後、ビジネス誌編集、語学専門学校専任教師など、20年以上にわたるビジネス経験を経て、自身が働く中で壁に当たった際に出会ったアドラー心理学を修得。 現在、日本におけるアドラー心理学の一大拠点であるヒューマン・ギルドにて、アドラー心理学研修講師(企業・自治体、教育機関、個人等)、カウンセリング、書籍執筆などを担当。

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