本当に本当に彼と同じ空間にいるのも嫌だ、視界に入るのも不愉快だ、私の心身に支障をきたす、というレベルであれば、転職を考えたほうがいいかもしれません。
でも、もうあなたは2年半も勤務していて、おそらくご自身が担当している業務を一つひとつ彼に確認しなくてはならないような状況ではないでしょう。そうであれば、「たまに言葉を発する置物」だと思う、というのもひとつの手段です。
置物に怒ったり、ケンカを吹っかけたり、なにかをお願いしたりしても無駄ですよね。もちろん、「私は金輪際あなたのことを置物だと思うことにしました!」という宣言は不要です。
そして、置物に対しては、最低限の挨拶(おはようございます、お疲れさまです)と報・連・相のうちの「報」と「連」だけする。「相」は信頼できる人にすればいいのです。置物に相談したってなんにも返ってきませんから。あとは、机の配置でもなんでも構わないので、視界に彼が入らないようにするだけで、ずいぶん違いますよ。
そうやってご自身のメンタルを守ってあげてください。一番大事なのは、自分です。
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