ただ、「今のところ」、日本の今年の稲作については、91年ほど深刻な冷害にはならずに済むのではないか、という希望的予測が私の中でも有力です。
田植えの時期までは数か月の余裕があり、対策を立てる時間もあります。「令和の米騒動」は避けられるかもしれません。
しかし、視点を拡げて、全世界的な規模での食糧生産というレベルで考えると、楽観はできません。「世界的な食糧危機」が襲来する可能性は高いと言えるでしょう。
アフリカもオーストラリアも南米も、みな南半球にあります。今、彼の地は「夏」の真っ最中です。これから秋にかけて、これらの地域の日照が火山性のエアロゾルにより遮られるとどうなるでしょうか。
それは気温の低下を招くだけではなく、海水温の低下、さらには干ばつや豪雨といった異常気象の原因になるかもしれません。控え目に言っても、食糧の「減産」は覚悟するべきでしょう。
これに、人為的なマイナス要因までもが加わります。戦争の準備を進める中共は、昨年の内に、既に世界中の穀物をあらかた買い占めてしまいました。
他方、世界の証券や株式、土地などを買い占めようと画策する一部の金融資本家組織は、昨年来、世界中の物流を混乱に陥れることでインフレを演出して危機を創り出し、大恐慌を引き起こそうとしています。
こうして創り出された物流や生産の混乱は予想を超え、彼ら自身も制御できない状態に陥っているように見えます。
「世界的な食糧危機」が迫りつつあるのは確かなことの様に思えませんか?
一昨年来の「コロナ騒動」や「ワクチンの強制」、絶え間なく引き起こされる地域紛争、特定民族を狙った計画的なジェノサイド、「人口削減計画」、等々、人の世に大きな「乱れ」が生ずると、まるでそれに呼応するかのように、自然界にもまた「異変」が生じるのです。
地震が多発し、巨大な嵐や竜巻、豪雨、豪雪などが頻発し、火山までもが噴火を繰り返します。昔の人なら、「天の怒り」という言葉を使ったかもしれません。
今回生じた、フンガ・トンガ火山の大噴火も、人類への強烈な「警告」ではないでしょうか。私の心配が、単なる杞憂に終わってくれることを祈る次第です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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