大事なことは、自分の行動、つまりアウトプットを振り返って、この質を高めるために頭を使う、つまり改善の道を模索することがひとつ。もうひとつは、
● 逐一アウトプットの成果を確認しないこと
です。ひとつ目の改善については分かりますよね。これがあなたのスキルを高めるというプロセスなんですから。ここに最終形はなくて、時代の変遷、ツールの変化によって無限に改定を繰り返すことになるわけです。それが生きるということです。
同じことを同じやり方で10年続けられることの方がレアな時代なんですから。ですからこの改善をするのは当たり前なんです。
問題はもうひとつの方でして、成果が欲しいあまり、毎日、毎週のように成果の確認をしちゃう人がいるんですね。これは譬えて言えば、楽器の練習を30分やった後に、昨日に比べてどれくらい上達したかを確認するようなものですよ。
腕立て伏せを10回やった後に、どれくらい筋力が付いたのかを確認するようなものです。どちらも意味がないでしょ。
そんなことをいちいち気にせず、淡々とその努力を続けていれば良いんです。必ず、どこかで、ふと、自分のレベルが上がったことを実感できる時が来ますから。
むしろここは、成果のことは忘れて、粛々と改善し行動を続けることに専意すべきなんです。実はそうすることが、一番早く成果を感じる方法なんです。
成果や効果を追わずに、やるべきことを淡々と継続する。これがアウトプットの極意なんです。
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