今月15日に実施された大学入学共通テストの地理歴史・公民の試験時間中に、「世界史B」の問題が外部に漏えいされた疑いが浮上し警視庁が偽計業務妨害容疑で捜査を始めていた問題で、19歳の女子大学生が香川県警に出頭したことがわかった。アベマニュース、読売新聞オンライン、朝日新聞、日テレnewsなどマスコミ各社が27日に報じた。
【ニュース速報】
大学入学共通テスト流出問題 出頭したのは19歳女性#アベマニュース— ABEMAニュース (@News_ABEMA) January 27, 2022
時事通信によると、関係者からの話として、地理歴史・公民の試験が行われていた15日午前11時ごろ、世界史Bの問題がひそかに撮影され、スカイプを通じて外部に送信された疑いがあるという。地歴公民の試験は午前9時半から午前11時40分まで実施されていた。入試センターは、試験時間中に問題が送られてきたという男子大学生から連絡を受け、18日に警視庁に相談。この学生は、インターネット上の家庭教師紹介サイトを通じ、「高校2年の女子生徒」を名乗る女性から送信されたと説明しているという。共通テストの試験会場では、スマートフォンなどの持ち込みは禁止されていないが、試験時間中の使用は不正行為となり、発覚すれば受験した科目の成績は無効となる。
騒動が思った以上に大きくなり、警察の捜査が入る前に出頭した方が得策と考えたからだろうか、当該女性と思われる人物の出頭によって、前代未聞の「共通テスト流出」問題は急展開を迎えた。
ネット上では、「本当に女性だったのか」「まさか19歳の女子大学生とは」と驚きの声が多く上がっている。
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