立憲・辻元清美氏が参院選に「比例」出馬表明も、維新に大差つけられ前途多難な“イバラの道”

2022.01.31
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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立憲民主党の辻元清美前衆院議員が31日、大阪・高槻市内で開かれた支援者集会の中で、来る夏の参院選に比例代表で立候補することを表明した。辻元氏は同日、自身のツイッターにおいても、立候補に至った経緯や意気込みを投稿している。

辻元氏は昨秋の衆院選で、自民党元幹事長にして元副総裁の山崎拓氏が応援に駆けつけるというサプライズ街頭演説が話題となるも、小選挙区で維新候補に敗れ、比例でも票が届かず落選し失職した。

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この結果を受けて、辻元氏は所属する立憲民主党の副代表を辞任。その後は沈黙を守っていたが、1月最後の本日、支援者の前で出馬を表明するに至ったようだ。

しかし、辻元氏の前途は多難だ。大阪および他の都道府県でも依然として維新の政党支持率が高いためだ。そして、日本の保守派層からは蛇蝎の如く嫌われている辻元氏の比例出馬は立憲民主党にとっても「諸刃の刃」なのではないだろうか。

日本経済新聞が31日に報じた記事によると、日経の世論調査で「夏の参院選で投票したい政党や投票したい候補者がいる政党について」アンケートを実施したところ、首位は自民党の43%で、2位は日本維新の会の16%、辻元氏の所属する立憲民主党は10%で3位だったという。しかも、全世代で維新が立憲を上回ったというのだから、これはタダゴトではない。

小選挙区をあきらめ「比例代表」での参院選出馬を決めた辻元氏にとって、この「維新躍進、立憲離れ」の現実は大きな痛手だ。代表が泉健太氏に代わった今も支持率が一向に伸びない立憲からの「比例出馬」は、選挙戦が始まる前から「イバラの道」しか見えてこないのが現実だ。

奇しくも、同じく立憲の菅直人元首相が維新創設者の橋下徹氏と「ヒットラー論争」で揉めている真っ最中。「黙ってられへん」と手を挙げた辻元氏について、ネットからは相変わらず厳しい声が多数あがっている。

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