現在、日本テレビ系で放送中のドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』で主演を務めている、女優の高畑充希(30)。今年7月から帝国劇場で上演されるミュージカル『ミス・サイゴン』では、ヒロイン・キム役に初挑戦します。女優として絶好調といっても過言ではない高畑さん。しかし、その裏には、結婚秒読みとまで言われた男性との辛い別れがあったようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。
高畑充希、交際・破局を乗り越えて大女優へ
2月15日号の『FLASH』が今年1月期のドラマの舞台裏をリポートしています。記者たちが這いずり回って集めた小噺のタイトルは「高畑充希がギャラ1話180万円で上戸彩超え!」。昨年12月に30歳になった高畑が、いよいよ大女優の仲間入り…ということでしょうか。
今年1月期のドラマに出演している女優といえば、清原果耶、浜辺美波、佐々木希…何だか“手探り”感をいつも以上に感じてしまいます。方向性が定まらないという“手探り”感を…。
そんな中、日本テレビが“水曜ドラマ”枠で高畑をキャスティングしてきたのは、何と言っても彼女の女優としての“堅実”ぶりが評価されたということでしょうね。
2005年に舞台『プレイバックpart2~屋上の天使』で女優デビューして以来17年、確実に実力を蓄えていますし、活動の中心が舞台というのも、演出家たちを安心させる要因のひとつと言っていいでしょう。
“失敗したくないときの高畑”…といった感じでしょうか。
『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』はスタートから視聴率に苦しんでいますが、日テレ関係者の誰もが“最後は盛り返す”と口を揃えて言うほどのドラマです。
それは3年前の『同期のサクラ』、5年前の『過保護のカホコ』の実績…最後の最後に一気に視聴率が爆発した経験があるからでしょう。
“2度あることは3度ある”というわけです。“後半からラストに強い高畑”と口にする局幹部もいるくらいです。
ドラマをしっかり追っていれば、必ずその面白さを自覚させてくれる…高畑はそんなタイプの女優のようです。
さて、『FLASH』が報じた1話180万円というギャランティ、“地盤沈下”を始めた女優を除けば、このラインを超える存在は数える程しかいないのが現状です。
制作費が削減されているこの時代には実に貴重な存在だと言えるでしょう。
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将来的には米倉涼子、綾瀬はるか、長澤まさみ、北川景子あたりが目標になるのでしょうが、私的には“決定的とも思える代表作品に巡り逢えるか”が今後の大きなターニングポイントになるのでは…と思っています。