進化を続けるIT業界の中でも、注目度が上がる「メタバース市場」。米CBインサイト社は10年後に1兆ドル規模(約120兆円)に成長するという予測をしているようですが、ビジネスや投資の観点からどういった部分に注目していけばいいのでしょうか。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者でNY在住人気ブロガーのりばてぃさんは、メタバース事業に大きく6分野があることを紹介。特に3Dデザインやホログラム、3D広告の分野の伸びに可能性と期待を示しています。
毎回ニューヨークからの最新情報を届ける、りばてぃさんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ
メタバース市場は10年後までに1兆ドル規模に成長!?
投資関連データで有名なCBインサイトによると、メタバース市場は10年後までに1兆ドル規模(約120兆円)に成長するとのこと。またCBインサイトは4月13日にメタバースに関する商品やサービスを手掛ける企業一覧を出しているので以下どうぞ。
● The metaverse could be tech’s next trillion-dollar opportunity: These are the companies making it a reality – CB Insights Research
メタバースの中でも事業は6分野に分けられてます。
- インフラ(半導体&プロセッサー、クラウド基盤など)
- アクセス/インターフェイス(触覚技術、英語ではハプティックス、ヘッドセット、スマートグラスなど)
- 仮想化ツール(3Dデザインエンジン、アバター開発など)
- 仮想世界(中央集権型、非中央集権型)
- 経済インフラ(決済、暗号財布、NFTマーケットプレイスなど)
- エクスペリエンス(ゲーム、仮想不動産/コンサートなど)
メタバースはいわゆるヘッドセットを着けて仮想空間に行くだけではなく、ゲーム内でのコンサートやイベントなどもメタバースの1種となっていまして、すでにフォートナイトやあつもりで実現しています。
また、Eコマース体験もメタバースであるとのコメントは、今年1月に開催された世界最大のデジタル見本市でもあったわけですが、要は、誰もが手軽に気軽に参加できるようなものが今後伸びるのではないかということでしょう。
そういう意味では、3Dデザインやホログラム系は今後もっと発展するのではないかと思うのですがいかがでしょう。問題はネット回線速度ですが、これも6Gとかいきますし。
また3Dに関しては、例えば、Twitterが3D広告を導入しニュースになっています。そして、3D広告には3D化するツールが重要ですが、通常めちゃくちゃ時間のかかる3D化を瞬時に作るというスタートアップ企業のヴィンタナ(VNTANA)とTwitterは提携したとあわせて発表しています。
で、このヴィンタナは今年のNRFのイノベーション・ラボにも出ていた企業です。
● NRF Retail Big Show 2022 Innovation Lab Press Tour │ YouTube
● New Balance among brands trying on Twitter’s first 3D product ads | Retail Dive
毎回ニューヨークからの最新情報を届ける、りばてぃさんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ
image by: Shutterstock.com