民主党人事聴聞会準備タスクフォース団長を務めた閔亨培(ミン・ヒョンベ)議員は前日、韓候補の人事聴聞会拒否の意思を明らかにしたが、「足を引っ張る」という指摘が出ると、「聴聞会ボイコットは我々が先に使った用語ではない。人事撤回を求める意味で理解してほしい」と述べた。
ボールを尹次期大統領に渡した格好だが、実際、民主党内には検捜完剥法案処理の強行を控え、韓候補者の聴聞会開催に政治的負担を感じる気流があるのは確かだ。
匿名を求めた首都圏の再選議員は、「韓東勳指名で検捜完剥が党論にまで上ったが、聴聞会後、世論がどこに動くかは見守る問題だ」と述べた。
さらに6.10地方選挙を控えた敏感な時期に、過去の「秋・尹葛藤」(=チュ・ミエが尹錫悦をあからさまに嫌がらせをして検察総長の権限をなくして植物総長などと呼ばれる事態となっていった事件。
これが国民をして尹錫悦びいきに点火させたのだった)の時のように「叩くほど大きくなる」検事出身の政治家をまた育ててはならないという憂慮も感知される。
民主党が叩くほど、韓候補者の政治的重量感を高める恐れがあるという心配だ。
韓東勳候補は、これまで政治的攻撃を受ける度に例外なく正面突破を選んだ。
現職検事の身分で政界関係者(柳時敏・元盧武鉉財団理事長)や同僚検事(鄭鎮雄法務研修院研究委員)との法廷争いを躊躇せずに堂々と正面突破してやってきたのが代表的な例だ。
打たれるほど強くなる韓東勳。民主党のジレンマは弥増す(いやます)ばかりだ。
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