ウクライナ侵攻の3年前。黒海沿いの都市オデッサで死にかけた日本人の話

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侵略戦争を続けるロシアがウクライナの要衝として狙いを定める、黒海沿いの港湾都市オデッサ。「黒海の真珠」と謳われる美しい街ですが、平時はどのような姿を見せていたのでしょうか。今回のメルマガ『大川原 明の「アキーラ海外見聞録」』では、世界93ケ国を訪れた経験を持ち、元大手旅行会社の社員として世界中に駐在してきた大川原明さんが、2018年にオデッサを訪れた際に実感したこと、そして遭遇したアクシデントを写真とともに紹介しています。

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ウクライナ訪問時に死にかけた話

ロシアのウクライナ侵攻から早2か月経過。ウクライナ戦争はいつ終結するのか、多くの方々が気になっている事だろう。日本での諸事情があり、もうしばらく日本を離れる事が出来ないが、時がくれば出国、ウクライナも訪問したいと思っている。メルマガ限定での情報発信もしていくので楽しみにしていてください。

今回のお題は3年8か月前に訪問したウクライナの黒海沿いの港湾都市オデッサで死にかけた時の事を書かせていただきます。オデッサといえば、ウクライナ東部の殆どを占領下においたロシアが次に狙っている都市で、国内いや旧ソ連有数の海洋保養都市として知られている。

オデッサへは、ウクライナと同じくロシアに対して反露感情が強いモルドバ共和国のキシナウから国際バスを利用して移動。オデッサには合計で1週間程滞在し、市内の見所は殆ど訪れ、黒海での海水浴も楽しんだ。この時は既にロシアによりクリミア半島を併合された後だったので、ウクライナ人のロシアに対しての警戒心は非常に強いと現地人との交流で実感した。

オデッサ滞在時に2つの事に遭遇した。1点目は判断を間違えれば命を失う話し、2点目は、全身湿疹ができた件。

1点目は

交通事故被害に遭いそうに

オデッサ市街地を散策していた時の話し。日本では毎日のように事故が起こっているものの、世界的に見たら事故件数は少なく、交通法規を守る人々は殆どである。しかし、海外、特に発展途上国では交通法規を守らない人の比率が高く、道を渡る際、車などを借りて運転する際は十分な注意が必要である。

オデッサ市街地を歩いていて、前方の横断歩道の信号が青になったので、そのまま渡ろうとしたのだが、左右を確認して渡ろうとしたら左から赤信号を無視して突っ込んでくる車が。正当に直進した車にぶつかり、2台が横断歩道を越えて横転した。

下の白い車が正当に直進した車。全面が大きく大破。運転手の女性は無事。

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下が信号を無視して突っ込んだワンボックスカー。運転手の男性が頭をうちつけ、出血しているが、意識はあり、その後、救急車で運ばれた。

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海外留学や駐在で海外居住し、海外慣れや海外での運転に手慣れた自分は必ず横断歩道を渡る前に左右から車などが来ないかを確認して渡るようにしている。もし、左右を確認して居なかったら死んでいただろう。この時は近くの人と一緒に事故車を救出に。出血しているものの、意識はあり、周りの人に救急車を呼んでもらう事に。

国内でももちろんだが、海外では尚更、交通法規を守らない人が多いので海外での道路の横断や運転はより一層の注意が必要である。ちょっとした油断で命を失ったり、怪我をするので油断は禁物である。

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