ウクライナ侵攻の3年前。黒海沿いの都市オデッサで死にかけた日本人の話

 

2点目は

生まれて初めて南京虫(床ジラミ)に刺される

オデッサに移動し、最初に2泊した宿での出来事。共同部屋の宿に宿泊したのだが、部屋は8人部屋。入った時に非常に綺麗で清潔、設備も整っている宿で感心したのだが、何故か、多くの宿泊客がロビー周辺のソファーで寝ている。その事情も聞かずにチェックイン。その理由が夜になり分かった。チェックインしてベッドのシーツがなかったのだが、フロントの従業員にきくと1時間後に持っていくといわれたのだが、もってこなかった。

その後、何度も催促したのだが、シーツを持ってきたのは21時過ぎ。そして、0時前に床について就寝した。何かの物音で深夜2時頃に目が覚めたのだが、携帯画面を見ていると、ベッド上で、何かがいる感が。ベッドを確認すると小さい虫を10~20匹程確認。すぐにベッドのマットの下のほうにいってしまった。大量の虫に気持ち悪いと思いながらも、再び寝入った。

逃げ足が速くて、撮影には苦労したが、スマホで一瞬をとらえた。撮影に成功。

朝7時頃に目が覚めたのだが、身体全体がかゆく、湿疹ができていた。何故なのか不思議に思った。子供の時には蕁麻疹がたまにおこっていたが、小学校高学年以降は蕁麻疹が出ることがなかったのだが。

深夜の虫の事を思い出し、まさかと思い色々調べていた。同じ宿泊者に事情を説明すると、There are so many bed-bugs here. と言われ、bed-bugが何の虫かわからず、ネットで検索しても出てこなかったのだが、Bed-bugは床ジラミ=南京虫だと分かった。噂にはきいていたが、生まれて初めてみる虫で、刺されてしまった。

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2晩目は夏の時期にも関わらず、肌を隠して刺されるのを防ごうと長袖長ズボン、靴下などをはき、更には虫よけスプレーも全身に塗ってみた。これで大丈夫だろうと思っていたが、2晩目も同じく刺されてしまった。翌日は別の宿に移動する事に。薬局で虫刺されクリームと飲み薬を処方してもらい、1週間ほどで湿疹と痒みが消えた。

南京虫(床ジラミ)は現代日本においては、なかなか見ることがないが、海外の発展途上国では主に安宿で日本人旅行者が被害に遭っている。数としては少ないが。対策としては明るいのを嫌うので、電気をつけたままにする。一番良いのは宿を変える事である。宿側としてしっかりと消毒、殺虫する義務がある。

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image by: Shutterstock.com

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学生時代に長期留学にて英語を習得。大学卒業後に大手旅行会社エイチ・アイ・エスに入社し、複数国への海外駐在を経験。海外渡航歴は93か国。現在はジャーナリストとしてテレビやラジオ番組出演や意見協力、雑誌や新聞紙への執筆、監修、意見協力。各種メディアに写真や映像提供。YouTubeチャンネル『アキーラ海外見聞録』にて動画配信もおこなっています。

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