秀岳館サッカー部の異常な暴力体質。入部前の中学生をボコボコ、監督は逆ギレで隠蔽を画策&校長は女子生徒にセクハラ疑惑

2022.04.27
by たいらひとし
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コーチによる暴行動画がネットで拡散した熊本県八代市にある秀岳館高校のサッカー部で、新たな問題が発覚した。同校のサッカー部員が入部前の中学生に暴行を加えた容疑が浮上している。部員による謝罪動画の投稿や監督による部員恫喝音声の流出など、次々と暗部が吹き出している秀岳館高校サッカー部。さらに校長による女子生徒へのセクハラ疑惑まで巻き起こっている。

サッカー部員による中学生暴行まで発覚

熊本日日新聞によると、今年3月に仮入寮した中学3年の男子生徒がサッカー部の2年生(現3年生)から暴行を受けたといい、すでに生徒の保護者が暴行容疑で八代署に被害届を提出し、4月5日に受理されたと報じている。

生徒が寮の食堂で決められたご飯の量を器によそったところ、2年生からいきなり「調子にのるな」と言われ、殴る蹴るの暴行の上に、「殺すぞ」と恫喝を受けたという。

生徒はスポーツ推薦で入学予定だったが、4月4日に辞退届を提出したため、入学扱いにならず、転校もできずに現在は浪人状態だと記事では伝えている。

同時期に仮入寮した生徒数人も同じように暴行を受けて退寮し、現在は他県の他の高校に通っているといい、入学前に入寮し練習に参加した中学3年生の退寮が相次いでいる形だ。

浪人となった生徒には気の毒だが、もしこの件の被害届が受理されなかったら、一連の疑惑はずっと藪の中だったかも知れない。この問題の闇はかなり深いとみられる。

根っからのパワハラ・セクハラ隠蔽体質が発覚か

4月20日、サッカー部寮内でコーチが背中を向けた部員を蹴ったり殴ったりしている様子を側にいた部員2人が撮影し、Twitterで拡散した。

翌日、警察が捜査介入する事態となり、22日にはサッカー部の段原一詞監督が撮影した2人を「俺は完全な被害者だ。お前らは加害者だ」と何度も訴え、あげくには損害賠償をすると生徒を脅迫。

後日、その音声もネットで拡散されたことで波紋を呼び、部員達が謝罪動画を出すという前代未聞の出来事が次々と怒っている。

一連の騒動に対する説明や謝罪をする前に、なぜか25日には段原監督が朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。涙ながらに謝罪したものの、「順番がおかしい」と集中非難を浴びた。

学校側は今回の動画SNS投稿による騒動を受けて、5月10日に警察による生徒へのSNS講習会を行う予定だとしたが、「生徒からツイッターに真実をリークされないようにするためだろ」と揶揄される事態となっている。

おまけにネットでは、数日前から秀岳館の公式Facebookページ(現在は削除)で中川靜也校長の女性徒とのハグや握手写真が大量に拡散され、「校長と女生徒の距離感がおかしい」「これセクハラだろ」と話題になる始末。

画像を確認すると、密着度が高すぎて違和感を覚えざるを得ず、明らかに行き過ぎているとしか思えない。ネットでは「ここはキャバクラ?」との声が上がるほどだ。

生徒たちはサッカーが大好きで、強豪校である秀岳館高校で汗を流したいと期待を胸に入学してきたはず。にもかかわらず、今回のような騒動が起きたことは残念でならないだろう。

安心してサッカーボールを追う日が再び来るよう、学校側はすべての膿を出し、後手後手に回っている対応、そして隠蔽体質を改める必要がありそうだ。

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