プーチンの顔に出た“死相”。追い詰められた独裁者に絶えない「重病」のウワサ

 

この全体状況で、5月9日の対独戦勝記念日で、プーチンは、戦争にもせず、勝利宣言もせず、航空機の参加もなく、ベラルーシのルカシェンコ大統領など外国の首脳もゼロで、今後の計画も示せなかった。行き詰まりが色濃く出たパレードになった。

この状態で、南部ヘルソンからロシア軍はオデーサ方向に攻撃をしているが、こちらは補給もあり、東部より状態は良いようである。ウ軍主力も東部戦線に投入されているようであり、こちらは手薄なのかもしれない。

プーチンも最後の望みとして、ロシア軍をトランスニストリアに送り込み、ウクライナ西部の補給路を切断したいようである。このトランスニストリアには、現在ロシア軍1,500名が駐屯している。しかし、このロシア軍では、ウクライナ西部を攻略できないので、ロシア軍を大量に送り込む必要がある。

しかし、そのような作戦は、ウ軍主力が南部に投入されれば、泡と消えることは間違えない。しかし、そこにしか、特別軍事作戦での明かりが見えないようである。

逆に、ゼレンスキー大統領の「クリミア奪還は近い」発言で、クリミア半島では空港が閉鎖され、夏の観光客は半分以下になっている。どんどん、ロシア人たちは逃げ出し始めている。地元民にZのステッカーが配られたが貼らないし、Zのステッカーが貼られている車にペンキを掛けたり、タイヤをパンクさせたりしているようだ。

もう1つ、プーチンの顔には死相が出ている。対独戦勝記念日の演説を聞くと精彩がないし、甲状腺がんとかパーキンソン病とか白血病とかの噂も出ている。

そして、ロシア国内を見ると、トムスク、サラトフ、キーロフ、マリエル州の4人の知事が辞任の意向を示し、他にも複数の知事が辞任の意向で、経済制裁の影響で地方経済が苦しくなり、ウクライナ侵攻の不満もあり、辞任するようである。これに対して、プーチン政権は必至に留任を説得しているようである。

戦争支持率も従前85%の支持率が75%まで落ちている。ウクライナでの戦争状況をロシア国民は知らされていないにもかかわらず、徐々に敗退していることが知れ渡り始めているようである。

その状況で、政府系報道機関にプーチン批判をする記事が出て、すぐに削除されたり、テレビ討論でも軍事専門家が、ウ軍が持つ欧米兵器にロシア軍は勝てないと明言したりしている。この討論会では、国民の反対運動に対して、大粛清をする強い指導者が必要との発言もあり、国内での反戦運動が簡単には抑えられない状態になってきたことを示しているようだ。

この上にフィンランドとスウェーデンが中立からNATO加盟に転換し、英国との防衛相互協定も結び、ロシアと西欧の中立地点から、西欧寄りにシフトした。これに対して、ロシアは軍事的対応も視野に制裁をするというが、ウクライナ戦争で手一杯な状態で、どうフィンランドに対応できるかでしょうね。

ロシア国内、国外でも戦争継続に疑念が出ているようである。

この状況で、米国のオースティン国防長官とロシアのショイグ国防相は、ロシア軍のウクライナ侵攻開始後、初となる電話会談を行って、オースティン氏はウクライナでの即時停戦を求めたが、進展はなかった。まだ、ロシア軍は継戦のようである。

(『国際戦略コラム有料版』2022年5月16日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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