「韓国版マンハッタン計画」は軍だけでなく民間分野の第4次産業革命、IT(情報技術)などを網羅する国家総力戦概念で接近しなければならない。北朝鮮の核弾頭ミサイルを発射前に無力化する「発射の左側」などサイバー電子戦も積極的に活用しなければならない。
北朝鮮は昨年1月の党第8回大会で多弾頭固体燃料ICBM(大陸間弾道ミサイル)、極超音速ミサイル、核推進潜水艦およびSLBM、偵察衛星などを5年内の最優先課題として開発すると明らかにした。最近のコロナ事態で7回目の核実験が多少遅れるかもしれないが、北朝鮮は尹錫悦政府任期中にこれら戦略兵器を実際に作り出す可能性が高い。
北朝鮮の新兵器が飛び出すたびに対症療法で対応してきた従来の方式では、高度化した北朝鮮の核・ミサイル脅威にまともに対処できない時になった。ちなにみ「発射の左側」とは、相手国がミサイルを発射する前に取る先制措置をいう。敵国から発射されたミサイルを迎撃する段階として、「発射準備→発射→上昇→下降」に分ける時、発射より左側にある発射準備段階に攻撃を加えるために付けられた名前である。
ロシア・ウクライナ戦争を契機にさらに物騒さを増してきているこの世界。こちら韓国は日本以上に緊張状態が続いている。
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