ジョニー・デップがDV裁判で勝訴も「顔が違う」変わり果てた姿にファン悲鳴。20億円の賠償金では安すぎる空白の6年間

2022.06.02
by たいらひとし
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長年に渡る元夫婦の泥沼法廷劇がようやく決着。元妻・アンバー・ハード(36)が主張していたDV被害は虚偽だったと認定され、ジョニー・デップ(58)が勝訴し、裁判所はハードに約20億円の賠償金の支払いを命じた。しかし、その報道で注目されたのは裁判結果よりもデップの“変わり果てた容姿”だった。泥沼の裁判は代償は大きかったようだ。

ウソを盛りすぎて墓穴を掘ったアンバー・ハード

ハードとデップは2011年の映画「ラム・ダイアリー」で共演をきっかけに交際が始まった。その頃デップは2人の子どもがいるヴァネッサ・パラディと事実婚中で、不倫関係だったと言われている。2012年にデップはパラディとの事実婚を解消、1度の破局を経て2015年2月にハードと結婚した。

ところがその結婚は長くは続かず、2016年5月にはハードによって離婚申請が出された。と同時にハードはデップのDVを訴え、裁判に証拠写真を提出。デップがハードを怒鳴りつける動画や怪我をした指の血で暴言を鏡に書いた画像などが流出した。

その後2人は和解し、「私たちの関係にDVなどはなく常に愛でつながっていた」と共同声明を出した。ハードは離婚成立後受け取る金銭を慈善団体に寄付すると発表し、離婚は成立した。

ところが話はここで終わらない。その後もデップは「自身はDV男」と報じた英雑誌サンでを名誉毀損に訴えたたものの、2020年に「DVはおおむね真実」という判決が下り、上訴も棄却されている。

「DV男」のレッテルが貼られて、当たり役だった「ファンタスティック・ビースト」シリーズのグリンデルワルト役を降板することになったデップ。

さらに2018年ハードが米紙ワシントンポストへの寄稿で名前こそ出さなかったものの、デップにDVを受けたことを主張。

デップはこの寄稿をでっちあげだと主張し、ハードは「でっちあげ」で名誉を傷つけたと主張し、一歩も譲らない。お互いに相手を名誉毀損で訴え、デップは5千万ドル、ハードは1億ドルで相手に賠償を求めた。

法廷でハードは自分が受けたDVの様子を涙ながらに語った。その証言は衝撃的で、酒に酔ったデップが割れた酒瓶のガラス片をハードの陰部へこじ入れたというのだ。DVにしてもあまりにも異様すぎる行為に違和感を覚えた人も多いだろう。

それに呼応したかのように、ハードの発言にボロボロと矛盾が生じてくる。

まずハードがデップに顔を殴られたと証言した翌日に、ハードはテレビのトーク番組に出演しているが、その録画にはハードの顔に殴られたあざはなかった。

ハードは愛用の化粧品を使って、あざを隠していたと言い逃れて、使用した化粧品を証拠として提出した。しかし、その化粧品は2人が結婚した後から販売されており、結婚当時にはなかったことがあきらかになった。

さらにデップの元カノのケイト・モスが「デップはDVをするような男ではない」という証言や、DVがあったという翌日に俳優ジェームズ・フランコと密会していた動画も提出され、次々とハードにとって不利な証拠が集まった。

極めつけは寄付すると明言した慈善団体には約束の半分の金額しか振り込まなかったこと。目的のためなら、公衆の面前で平気で嘘をつくハードの人格が露呈してしまい完全に世論はデップの味方になった。

ハードの敗因はやりすぎてしまったことだろう。

DVをでっちあげて、離婚して慰謝料だけを巻き上げれていればよかった。世間が味方をしていると勘違いしたのか、余計に喋りすぎてボロが出たようだ。

空白の6年間、キャリアの全てを失ったデップ

DV男のレッテルが貼られてから6年、デップが失ったものは大きかった。昨年公開された「MINAMATA-ミナマタ-」以来出演作が途絶えている。

法廷に立ったデップは心労のためか、すっかり肉が付いておじさん化してしまったように見える。ネットでも「誰だか分からなかった」「イケメンも年には勝てない」などの声も多い。

6月で59歳となったデップはDVスキャンダルに巻き込まれて、本来なら脂がのっているはずの50代の大事な時期を棒に振ってしまった。

晴れて潔白が証明された今、また以前のようにスクリーンでの活躍が見たい。そして、女性関係にはくれぐれも気をつけて欲しい。

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