米海軍が明らかにした今年のリムパック参加国は、米国の全世界の友好国を含む。ファイブアイズとクアッドの他にドイツ・フランス・デンマーク・オランダなどヨーロッパ国家、チリ・コロンビア・エクアドル・メキシコ・ペルーなど中南米国家、イスラエルなどが含まれている。
東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国のうちブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイの6か国も参加し、その他スリランカ・トンガも参加する予定だ。
内容面では砲撃、ミサイル、対潜水艦、防空訓練と海賊制圧、魚雷除去、爆発物処理、潜水および引き揚げ訓練などが行われる。
リムパックに参加する26か国の利害関係がすべて異なるため、中国を直接の照準とはしてはいない。しかし、米海軍が明らかにした訓練目的を見れば、中国を照準に据えた表現が多い。
米海軍は「リムパック期間に有能で適応力のあるパートナーは集団的戦力を強化し、自由で開放されたインド・太平洋を促進するために一緒に訓練し作戦する」と明らかにした。
米海軍はまた「リムパック2022は連合戦力がすべての領域と水準の衝突で強大国(majorpowers)による攻撃を抑止し制圧するために必要な相互運用性、回復力、敏捷性を増加させるのに寄与するだろう」と話した。
ロシアのウクライナ侵攻が続く中で「強大国」による攻撃の可能性を念頭に置いていると明らかにしたわけだ。
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