ですから転職に於いては、
● そもそもその会社って儲かっているの?
という問いを必ず立てないとならないのです。
上場企業なら、必ずウェブサイトにIRのページがありますから、そこにある財務諸表を過去3年分くらい確認して、売り上げと税引き前利益がどういう推移を辿っているのかを確認しなきゃダメですよ。もちろんこれが毎年大きくなっている方が良いんですよ。
もしそこで落ち目の会社だと分かったら、いくらオファーが高くても、魅力的な職種であっても、全く意味がありませんからね。そもそも土台となる会社が倒産しちゃったら意味無いですから。ま、フツーはそんな会社が採用をたくさんするとは思えませんけどね。
しかし利益が減り続けている会社や、利益率が低い会社というのは、経営が厳しいということですから、転職後の昇給は期待できないわけですし、そんな会社に活気があるとも思えないんですよ。
やっぱりウハウハと儲かっている会社の方が、社員の顔は明るいですし、伸び盛りの会社の方がチャンスは多いのが当たり前ですから。
ところが読者さんや受講生の多くが、やりたい仕事とか、やりがいのあるポジションとか、新しい可能性みたいなことに目を奪われて、その会社の財務状態を考慮しないで転職しちゃうんですよ。
- 自分はどうしても営業をやってみたかったので とか
- 部下がいる管理職というオファーだったので とか
- どうしてもこの研究を続けたかったから とか
- 世話になった上司に誘われたから とか
- 勤務地が自宅から近かったから とか今なら、
- リモートワークが多い会社だから
みたいな理由「だけ」で転職を決めたりするんです。イヤイヤ、その会社は赤字でいつ倒産してもおかしくないですよ!みたいなことを知らない、調べないで転職しちゃうんですね。
転職に関して一番初めに調べるべきことは、
● その会社ってどれくらい儲かっているのか?
なんですよ。全ての話は、それがクリアになってから。転職エージェントを使う時にも、このことはエージェントに確認して下さいね。
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