日本の罪を既成事実化。NYタイムズに「慰安婦問題」を書いた記者の正体

 

解説

ナヌムの家は、韓国、光州にあります。かつて日本軍の慰安婦であったと主張する韓国人女性数名のためとして寄付金と補助金を集めてきた施設です。

しかし内部告発を元に調査が行われ、寄付金のほとんどを搾取していた事が発覚しています。

その内部告発者の中には日本人写真家(矢島司氏)もいるという記事です。

記事抜粋を続けます。

矢島司氏は、第二次世界大戦中の日本軍の元性奴隷の辛く厳しい肖像を撮影し、世界が彼らの辛い歴史を学ぶ手助けをしてきた。

 

内部告発者7人のうち4人は先月、嫌がらせを訴えて辞めた。しかし、矢島氏はそうではなく、ここに留まると主張している。

 

ソウルの高麗大学校のリム・ミリ教授は、矢島氏のキャンペーンは韓国にとって重要な問題を提起していると語った。

 

リム氏によれば、女性たちは会議や抗議集会に連行され、日本の植民地支配下における韓国の苦しみの不可侵の象徴、歴史的正義のための戦士として扱われた。しかし、その裏側で彼女たちが実際にどのように生きていたかを問う人はほとんどいなかった。

 

「矢島氏は、私が知る限り、他の運動家が慰安婦を被害者として客観視し、政治的な意図や資金集めに利用する傾向がある中で、一人の人間として慰安婦に焦点を当てた稀な活動家の一人です」と、リム氏は述べた。

 

矢島氏は、早稲田大学で歴史を学んだ後、フェミニズムや日本の植民地時代に関心を持つようになったという。2000年からナヌムの家を訪れ、2003年から2006年まで翻訳と写真撮影の仕事をした。

 

「私の写真では、被害者としての女性たちの集合的なイメージだけでなく、個性を持った女性たちの姿も見せるようにしています」と矢島氏は言う。

 

また矢島氏は、「戦時中の女性に対する性暴力は、現代でもウクライナなどで起こり続けているのですから、『ナヌムの家』を歴史的・教育的価値のある場所として保存することは重要です」と述べている。

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