探偵に浮気調査を依頼した男性は、なぜ裏切った妻に「仕送り」をするのか?

Young Man Paparazzi Photographer Capturing A Photo Suspiciously Of Couple Walking Together Using A CameraYoung Man Paparazzi Photographer Capturing A Photo Suspiciously Of Couple Walking Together Using A Camera
 

数ある「探偵のお仕事」の中でも想像がつきやすいのが、浮気調査ではないでしょうか。離婚案件を数多く担当してきたメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、実際に浮気調査を依頼してきた男性依頼者の印象に残ったエピソードを紹介しています。

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案件から見る恋愛:印象深かった男性依頼者のエピソード

僕が離婚案件に関わる時は、浮気の証拠を渡して終わりではなく、離婚が決定的になるまで付き合っていきます。

今日は数ある離婚案件の中で、印象深かった男性依頼者のエピソードをご紹介します。

その方は奥さんに浮気されている時に、浮気調査の依頼として僕の事務所に来ました。

結果的に3日間調査を行い、ホテルやデートのシーンをカメラに収めることができ、いわゆる不貞行為の証拠を撮ることができました。

その証拠を使い、依頼者さんに有利な形で離婚成立。

しかし、依頼者さんは奥さんには慰謝料請求はせず、相手の男性にのみ請求。そして、離婚後は奥さんに仕送りをすることに決めたとのこと。

離婚後に僕が依頼者さんに「相談に来た時はかなり怒っていたのに、何故仕送りまでするんですか?」と聞くと依頼者さんはこう答えました。

「私が怒っていたのは、相手の男に対してです。妻にはそれほど怒っていません。妻が浮気したのは私の責任もあると思ったからです。もちろん、怒りの感情がゼロではないですけどね」

そして、こうも続けました。

「妻と結婚する時に誓ったのは、『ずっと食べさせていくこと』です。今回のことは人生を考えるとショックではありますが、自分としては妻を見捨てる理由にはなりません。お金だけは面倒をみようと思っています」

浮気という事象を、どれほどの規模で捉えるかは人それぞれなんだと、改めて考えさせられた案件でした。

浮気自体が悪いのか?浮気に至った原因が悪いのか?環境は?

浮気を考える時には、上記のように様々な要因が浮かびますが、浮気を「どの規模」で捉えるかは、人生のどこに重きを置いているのかだったりするかもしれません。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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