今までさまざまな予言を的中させてきたモスクワ国際関係大学元教授のヴァレリー・ソロヴェイ氏。ロシアの動向が気になる人達から大きな注目を浴びている彼が、新たな動画を公開して話題となっています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、その動画の内容を公開。プーチンは本当に「詰んだ」のでしょうか。
【降伏せよ!】プーチンは【最後通牒】を受け取った?
今回の話、ネタ元は、モスクワ国際関係大学元教授のヴァレリー・ソロヴェイ氏です。ソロヴェイ氏は11月11日、自身のYouTubeチャンネルで非常に興味深い話をしていました。彼はこれまで、「ウクライナ戦争勃発」「ロシア軍苦戦」「動員」などを、それが実際に起こる数か月前に当ててきました。
今回の話、真相はわかりません。しかし、数々の予測を当ててきたソロヴェイ氏の情報ということで、皆さんにもシェアしたいと思います。
ネタ元動画はこちらです。
● Путину предложили сдаться. Что происходит. Выпуск 36. Записан 11 ноября.
ここでソロヴェイ氏が何をいっているのか、要点を書いておきます。
・11月10日、クレムリンは、ウクライナとの取引に関する提案を受け取った
・その本質は、「ロシア降伏の提案」だ
ソロヴェイ氏は、「誰が提案したのか」を断言していません。しかし、常識的に考えると、提案の主体はアメリカ政府でしょう。ソロヴェイ氏によると、ウクライナ政府もこの提案に同意しているとのことです。
では、プーチンが受け取ったとされる提案の中身はどうなっているのでしょうか?
・ロシア軍は、ウクライナ領から全面撤退すること
・ルガンスク州、ドネツク州からも撤退する
ロシアが最近「併合した」と主張しているザポリージャ州、ヘルソン州には触れていません。しかし、ルガンスク、ドネツクから撤退するということは、当然ザポリージャ、ヘルソンからも撤退するということでしょう。