第二の人生を豊かなものにするためにも「定活」は必要
働くというのは、なにも会社員である必要はありません。
フリーランスや自営業として、また起業するという働き方だってあるのです。自分は、何ができるのか?何がやりたかったのか?これから自分と社会の接点をどうやって作っていくのか?などなど、働きながら、自分の生きがいを見つけていくことが大切になってきます。
そう考えていくと「人生100年時代」。60歳定年としたら、残りは40年も残っているのです。ぜひ一度ここで、第二の人生の働き方、生き方を整理する必要があります。
定年前に、自分の人生を振り返ってそれまでの人生を振り返りながら、ノートなどに書き出して整理する必要があるのです。これが「定活(定年活動)」です。
この「定活」をすることで、第二の人生が豊かにうまくいくかどうかが決まってきます。
「定活」には、重要な三つの項目があります。「お金」「仕事」「生きがい」です。今回は仕事を中心に説明しましたが、この三つの項目をキチンと棚卸しすることがとても重要です。
先月発売しました私の近著「定年前後の手続きガイド2023年版」には「定活ノート」が付録として付いています。

『定年前後の手続きガイド 2023年版 書き込み式「定活」ノート付き』
プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。
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