米国で90歳女性が大学卒業。人生100年時代を日本人は楽しめるのか?

 

“Don’t give up,” she said, “I know it can be difficult, but everything in life has its ups and downs.”(河合訳:「あきらめないで」と彼女は言います。「そりゃあ大変よ。でもね、人生は山あり谷ありだから」)CNNのインタビューは、こう結ばれています。

“Never give up”もいいけど、“Don’t give up”もいい言葉ですよね。つい「年だから~」だの「通うのは無理だから~」だのと言い訳をしがちですが、周りの傘を借りながらでも「やればいい」。大切なのは死の入り口らしきところで、「あれやっときゃよかった」と後悔しないように生きること。

自分から動こうとしない人には周りは何もできないけれど、何が何でも前を向いて歩こうとする人には、手をさしのべる優しさが「人」にはあります。自分を信じて具体的に行動しなければ、一生幸せになれません。そして、何よりもいったんレールから外れても、「戻ることができる」社会は素敵ですよね。

日本の大学では中退する学生が年々増えていて、7%前後と言われています。中退する理由はさまざまですが、年齢を重ねると「大学で学び直しをしたい」と思う人は少なくありません。

最近は社会人大学院に進学するシニア社員が増えていますが、復学ができたり、あるいはなんらかの理由で会社を辞める選択を余儀なくされた人が、復職できたり。「続ける力」を後押しする制度が広がればいいなぁ、とつくづく思います。

今回は少々ゆるネタになりましたが、時にはこんなのなのもいいかな、と取り上げました。人生100年時代って、やり残したことをやり遂げるための猶予期間を医学の発展がつくってくれた、と考えれば、歳をとるのが楽しくなりそうです。みなさまのご意見、お聞かせください。

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