こうして信頼できそうな不動産屋を決めたら、一社だけに依頼する「専任媒介」で依頼することを著者はオススメしています。「専任媒介」にするのは、複数の不動産屋に依頼する「一般媒介」では、不動産屋にやる気がでないからです。
「専任媒介」とすれば、不動産屋は、家を高く売ることで手数料が増えるわけで、売主と不動産屋の利害が一致し、前向きに不動産を売ろうとしてくれるのです。
誠実で、お客様第一主義の営業マンは「ブレーキが踏める」…「この不動産は売らないほうがいいですよ」と言える営業マン(p96)
不動産屋は手数料商売ですので、ノルマに負われる厳しい商売です。そのためノルマ達成のために、「3,200万円で売れます」と断言する営業マンも少なくないという。その一方で、「この不動産は売らないで別の方法もあります」と売主ファーストで提案してくれる不動産屋もいるという。
そうしたよい不動産屋に出会えるかどうかは運かもしれませんが、不動産の相場観を持って騙されないように準備し、不動産屋を見極める目を持つことは運ではないと思いました。
基本的な内容でしたので、仮に不動産を売る可能性があるのであれば、これくらいの知識は持っておきたいものです。
齋藤さん、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★★☆(80点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
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