ですから最悪なのは、行動をしないということで、結果の良し悪しで人を評価するということは、そんな行動を躊躇させることに繋がるわけで、これは悪手になるということです。
特に子供については、結果の良し悪しで評価したり、叱責したりすると、行動することをビビるようになるんです。このマインドはオトナになっても変えにくいというか、社会人の半数以上はこれが理由になって、行動しない人になっちゃっているんだと思いますよ。
私はここ10年くらい様々なことに手を出していますが、これがみんな継続できていてそれなりの成果を出しているかというと、そんなことは全くないんですよ。これは性に合わないと感じてすぐに撤退したこともたくさんあるんです。それをマイナス評価にしちゃうと、もう新しいことはやれなくなりますよ。
どんな結果になろうと、新しいことに手を出したということを自分で褒めないと、私であってもやる気が削がれますからね。
結果が出るかどうかというのは、ある意味で確率論でもあるんですよ。もちろんその確率は高められますし、高めるための思考はしなきゃならないんですが、これは上級者が扱うべきイッシューです。中級レベル以下の我々は、サイコロを振る回数を増やすことで、良い目が出る回数を増やすことに注力すべきなんです。
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