ガーシー議員「家宅捜索」のウラに楽天・三木谷会長の力?帰国後は謝罪&裸踊りの危機…再反撃はあるか

2023.01.12
by たいらひとし
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昨年、彗星のごとく現れてネットや世間を騒がし、さらに国会議員にまで上り詰めた男に捜査の手が迫っている。11日、NHK党のガーシーこと東谷義和参議院議員(51)の関係先が「暴力行為等処罰違反(常習的脅迫)」や名誉毀損などの容疑で、警視庁により家宅捜索された。昨年末、ガーシー議員は動画投稿サイトで著名人を脅迫した疑いで任意の事情聴取を要請され、日本へ帰国の意向を示したばかり。ガーシーは昨年2月に暴露系YouTuberとして登場すると、わずか半年でチャンネル登録者数126万人を獲得。だが同年7月、参議院議員選挙に当選した後にYouTubeをBANされチャンネル閉鎖に追い込まれた。そして今回、警視庁が遂に家宅捜査にまで動き出した理由について、ネットの一部では、楽天・三木谷浩史会長(57)の逆鱗に触れたからではないかとの観測が広まっている。

「常習的脅迫」のガーシーも楽天の権力には勝てず?

今回、家宅捜索されたのはガーシー氏が動画投稿で得た広告収入を管理する東京・新宿の合同会社の前代表や、現代表の自宅など数カ所だったという。

かつて「芸能人のアテンダー」として、夜のお相手を斡旋していたガーシーは、「BTSと会わせる」と約束して若い女性から集めた4000万円をギャンブルに使い込み国外逃亡。

そして潜伏先のドバイから、交流のあった芸能人・著名人のスキャンダルを次々と暴露した。

暴露された芸能人は、大晦日に佐久間由衣との結婚を発表した「綾野剛」、紅白歌合戦の司会を務めた「橋本環奈」、「鎌倉殿の13人」の主演を務めた「小栗旬」など大物揃いだ。

芸能人に近かった人物の暴露ということで信憑性も高かったのか、“被弾”した側の芸能人たちの多くは沈黙を貫いている。

この「BTS詐欺」をYouTubeで暴露し、ガーシーが国外逃亡するきっかけをつくったYouTuberヒカル氏さえも「ガーシー砲」に恐れをなしたのか、のちにガーシーに謝罪し告発動画を削除したほど。

もはや誰も文句を言えない無双状態の中、ガーシーはNHK党代表の立花孝志氏(55)の要請を受けて、昨夏の参議院議員選挙に立候補し、みごと初当選した。

しかし、BTS詐欺の容疑で逮捕されることを恐れたのか、一度も帰国して国会に出席することなく今日に至っている。

国会議員には国会会期中であれば逮捕されない「不逮捕特権」があるが、院外の現行犯逮捕や院の許諾がある場合など例外も認められている。

つまり、逮捕されないのが基本だが、参議院自体が許可すれば、逮捕の可能性も否定できないということだ。

ガーシーは昨年末に任意聴取の要請を受け入れ、日本に帰国する意向を示していた。

この一連の「ガーシーおろし」の動きに関しては、大手芸能事務所がスキャンダル払拭のために主導しているという見方がある一方、真偽は定かではないものの、政財界に太いパイプを持つ楽天・三木谷浩史会長の「スーパーパワー」が働いているという説も有力視されている。

ガーシー議員は、決して踏んではならない「虎の尾」を踏んでしまったのだろうか?

ガーシーが暴露した楽天・三木谷会長の「秘密」とは?

ガーシーと三木谷氏が激突したのは、昨夏の参院選挙中である2022年6月26日のこと。ガーシーは、ライブ配信中にリップサービスから「ある企業のM社長がウクライナの女性を集めて〇〇パーティーを開いたらしい」と漏らした。

「イニシャルM」だけで誰か特定できないにも関わらず、なぜか三木谷氏はTwitter上で「何が言いたいの?ウクライナの人が戦争で苦しんでるときに、戦争を忘れてあげようと思ってパーティしちゃいけないの? ハイエナか、お前は。」と、これに反論。わざわざ自分がパーティーを開いたことを告白して“反撃”したのだ。

この投稿に激怒したガーシーは、パーティー参加者の中にガーシーの内通者がいて、パーティー中に三木谷氏が「ガーシーにバレたら大変だね」と笑っていたと暴露。

このバトルの後、ガーシーのSNSに「異変」が発生した。

YouTube上にあった三木谷氏に関する動画に削除命令が出て、Twitterではガーシーやガーシー関係者のアカウントが次々に凍結された。

するとガーシーは、「三木谷氏がTwitterのアジア太平洋地域全体のヴァイスプレジデントを務める旧知の人物に頼んでTwitterを凍結した」と怒りを露わに。

ガーシーは全てのYouTube動画が削除されることを見越して、今後はライブ配信のみに切り替え、配信後は動画を削除し、切り取り動画の制作者に情報を拡散させる方針を取った。

その動画では、「三木谷氏は六本木のとあるクラブで外国人の未成年女性を買春しており、そこのオーナーが三木谷氏のアテンド役となり未成年女性を斡旋している」などと発言。

ガーシーはそのオーナーの名前を公表した上で、三木谷氏と“ズブズブの関係”であることの証拠として、片手の甲に「Rakuten」のタトゥーが入っていることを暴露している。

この発言の数日後、ガーシーのYouTubeチャンネルは完全凍結されてYouTube活動断念に追い込まれた。現在、ガーシーはオンラインサロン「GASLE(ガシる)」だけで動画配信をおこなっている状況だ。

三木谷氏との一悶着の直後にYouTubeが凍結されたことで、ネット上では「三木谷氏の関与があったのでは?」と噂されるようになった。

三木谷氏といえば、部下に対して「イエス」か「はい」しか認めないとされる楽天の絶対権力者。そんな三木谷氏にとって、ガーシー議員は決して許すことができない不倶戴天の敵と言えるだろう。

三木谷氏が国家権力をも動かす力を持っているとすれば、今回の家宅捜索に関与していたとしても全く不思議ではないのだ。

ガーシー議員、三木谷邸で屈辱の謝罪へ!?

年明け早々、ガーシー氏を襲った“ブタ箱送り”の危機。もはや三木谷氏サイドの完全勝利は揺るぎない情勢に思えるが、「両者のバトルは接戦、まだ一山ある」という意外な見方もある。

某インターネット広告代理店の関係者は、「あくまで昔の話で、最近の事情はわからないが」と前置きしたうえで、次のように説明する。

「三木谷氏の豪邸には地下階があって、一部では通称『核シェルター』とも呼ばれているのですが、そこで開催されるパーティーに出席する際は『お呼ばれパンツ』が必須と言われているんです」(関係者)

「核シェルター」に「お呼ばれパンツ」とは、なんとも不穏な響きだ。それがガーシー議員とどう繋がるというのか?

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