明暗わかれた「とんねるず」。石橋と木梨、離婚と円満の違いとは?
「適度な距離」というものは難しい。
本当に愛想を尽かされてしまったら、とんねるずの石橋貴明と鈴木保奈美のように熟年離婚となってしまうだろう。
石橋夫婦は2021年に離婚を発表した。鈴木が語った離婚理由は「子育てが一段落したから」ということだった。
「子育てを終えた後に、家庭で夫と二人きりになるのは嫌だ」と思ったのだろうか?
鈴木は離婚後、本格的に女優活動を再開している。
今でこそ、YouTube「貴ちゃんねる」によって復活を遂げた石橋だが、当時はテレビのレギュラー番組がゼロになり、芸能界引退の危機を迎えていた。
世のアラ還男性も60前後は定年を控え、仕事のキャリアも一段落つく。
一方、妻の方はアラ還を迎えても、小川や鈴木のように「次のステップ」に向けて意欲を燃やす人が多い。
石橋のように見事転身できればいいが、60歳以降の人生を考えていない夫が、定年になってじっと家にいるだけなら、妻にポイ捨てされてしまうだろう。
とんねるずが一気にテレビのレギュラー番組を失ったのに対し、ライバルのダウンタウンはずっとテレビの中心であり続けている。
そんな石橋に対して、木梨憲武と安田成美夫婦は円満のようだ。
木梨の方が安田にぞっこんのようで、2019年に発表された楽曲「I LOVE YOUだもんで。」では「成美さん love」「My エンジェル」を連呼している。
ここまで恥ずかしげもなく愛を連呼したら、「しょうがないからずっと一緒にいてやるか」と、妻も思ってくれるのかもしれない。
木梨夫妻はまた浜田夫妻と違った意味で理想の夫婦像なのだ。
普通は妻が夫に愛想を尽かすパターンがほとんど
しかし木梨夫妻のように、何もかもピッタリ、ずっと一緒にいても平気という夫婦の方が珍しいのではないだろうか?
ほとんどの夫婦の場合、仕事の取り組み方、趣味嗜好がどこか食い違っており、たまに一緒にいるのはいいけど、ずっと一緒にいたら苦痛になる。
これは、特に妻の方が顕著だろう。
還暦を過ぎて、家に一緒にいる時間が長くなると、さらに苦痛になり、妻が逃げ出してしまう可能性は高くなる。
妻の側からみても、浜田のように妻のライフワークを認めて、後押ししてくれるような夫は理想的だろう。
アラ還男性は、浜田や木梨のような妻への接し方には学ぶところが一杯あるはずだ。
image by: 浜田雅功、小川菜摘プロフィール(吉本興行)









