神宮周辺だけで1万本超の樹木伐採か。利権まみれな「緑のタヌキ」小池百合子が東京の緑を破壊する

 

地元選出の都議が行った緊急アンケートでは96.5%が反対

この「百害あって一利なし」の環境破壊を止めるためにがんばっている江戸川区選出の上田令子都議が、先日、ツイッターの投票機能で賛否を問うたところ、
なんと96.5%が「反対」でした。


上田令子(東京都議/自由を守る会代表) @uedareiko

 

拡散希望!!緊急アンケート
【葛西臨海水族園1400本樹木伐採・谷口吉生先生設計施設破壊して太陽光パネル設置していいの!?】
89%の都民国民反対パブコメも
一流建築家の樹木を保護する代替案も無視
異を唱えた委員2人は辞任においこまれた“改悪”リューアル案に反対か賛成か二者択一のご意見下さい
【最終結果】
反対96.5%
賛成3.5%
13,346票

 

2023年2月18日

新聞やテレビの全国世論調査でも調査数は2,000~3,000人ですから、たとえツイッターでのアンケートとはいえ、1万3,000人を超える人たちのうちの96.5%の「反対」は、とても重みのある数字だと思います。

1万本以上の低木を伐採か。神宮外苑の再開発で発覚した新事実

一方、神宮外苑の再開発でもトンデモないことが発覚しました。こちらの事業計画では「再開発エリア内にある高さ3メートル以上の樹木1,904本のうち743本を伐採するが、その代わりに新たに約900本を植樹する」と説明されて来ました。それでも、樹齢100年を超える立派な樹木をバッサバッサと切り倒してしまうことには、多くの人たちが「反対」の声を挙げ続けて来ました。

しかし、これはあくまでも「高さ3メートル以上の樹木」についての話だったのです。開発事業において高さ3メートル未満の低木は環境アセスメントの対象外なので、これまで何本を伐採するか公表されて来ませんでした。しかし、小池都知事がこの再開発計画を認可したことで、三井不動産などで構成する事業者が2月17日に申請書を提出したのです。そして、その申請書には、再開発エリアの一部の「神宮第2球場」の解体工事だけでも、約3,000本の低木を伐採すると記してあったのです。

「神宮第2球場」のエリアだけで約3,000本も伐採するということは、全エリアでは1万本を超える低木が伐採されてしまう恐れもあります。最も「緑」が貴重な東京のど真ん中で、これほど酷い自然破壊は前代未聞でしょう。それも、あたしたち東京都民の税金を使って伐採するのです。

ユネスコの諮問機関「日本イコモス国内委員会」の委員で、現地を調査した東京大学の石川幹子名誉教授は、三井不動産などの事業者が提出した環境影響評価書について、「(神宮外苑の)建国記念文庫の森は『一部改変』とあるが、実際は61%の樹木が伐採・移植される。明らかな虚偽だ」と指摘し、工事着工の中止を求めました。「一部」と言いながら実際には「61%」も伐採するなんて、「倍増」と言いながら「2倍」にならない岸田文雄首相の「言うだけ詐欺」と五十歩百歩ですね。

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