浮気の証拠が揃ったのに離婚をためらってしまう人は何が原因なのか?

Cracked gold wedding ring -- divorce or infidelity concept
 

旦那さんが出ていくとなると、そこには旦那さんの意思が関わります。

そこで「家を出る、出ない」の押し問答があり時間が経ってしまうと、離婚に向かっていた熱が若干冷め、勢いが失われます。

そのタイミングで、相手の両親から「もう、離婚はよさないか。あいつも反省しているし、君もここで生活していたほうが楽だろう」というような言葉がかけられる。

依頼者さんとしても、こう言われると「たしかにお義父さんたちにはお世話になっているし、旦那の浮気はお義父さんたちには関係がない。私が面倒をみていかなければ」という気持ちになるようです。

結局、半ば相手の両親に引き留められる形で、離婚せずに留まるという選択肢をとるようになります。

ここまで気持ちが来てしまうと、周囲からのアドバイスは意味を成しません。周囲に「そんな家出ていったほうがいいよ!」と言われると「お義父さんたちは悪くないから!」というズレた防御を張ってしまうようになります。

この両親たちからすると、嫁に対して「面倒を見てくれる」という都合のいい部分は絶対入っていると思います。

浮気をした旦那と、介護が見えてきた旦那の両親と住んでいく。実際の依頼者さんでもここに落ち着いてしまう方は多いのです。

先月、上記のパターンになった主婦の方は、僕と最後の電話の時に一瞬本音を吐いていました

「家を出たかったけど、もう無理。浮気された時が最後のチャンスでした。でも、もうそのタイミングは超えてしまいました…」

勢いだけで離婚を決意するのは良くない側面が多いと思いますが、勢いが大切なタイミングもあるのだなと感じる出来事です。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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