リモートで繋がる時代にできていないと詰む。マネジメントの3原則

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マネージャーとは

次はマネージャーについてです。

そもそも論なんですが、マネージャーはどうしても管理する/管理されるという側面を持っていますが、つながる時代は任せることが大事なんですよね。

「マネージャー」とは、元々なんの言葉から来てるか?というと、どうにか帳尻を合わせる意味なんですね。「マネージ」というのは管理するって意味じゃないんですよ。

つまり、マネージャーというのは、基本的に現場に任せていて、最後にどうしようもなかったときにちゃんと結果を合わせるためにどうにかする役割というのがマネージャーです。

そういう点をちゃんと見据えながら、「怒る」のではなく、「叱る」という事で、より良く試行錯誤しながら、ともに成長していくというところがこれからのマネジメントのスタイルで大事です。

「後始末」より「前始末」

最後に、変化が多い時代で大事なのは「後始末」より「前始末」です。トラブルが起こってから、後始末をするといろんな人に迷惑掛かります。したがって、どのようなトラブルが起きるということを、みんなでディスカッションをするのが大事です。

つまり、「後で始末」するんじゃなくて、起こりそうなトラブルを「前もって始末」する。だから「後始末」よりも「前始末」なんです。

ぼくたち未熟なメンバーが何か新しいことをやる時って、正直みんなわからないんです。

どうすればいいかというと、「前始末」しておかなきゃいけないことってどういうことがあるかということを議論するということは重要です。

だから、いろんな周りの人に「前始末」することを聞いて、進めていくことが大事になるということです。

ということで、未来の冒険を楽しみましょう。

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IT批評家、藤原投資顧問 書生 1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。 マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタート。 NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援を経て、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業立ち上げに従事。 経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。 現職は14職目。シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。

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