韓半島でクリミア半島のようなところはどこだろうか?軍事専門家たちは「白リョン島(ペンリョンド)」と口をそろえる。プーチン大統領がそうであったように、金正恩も虎視眈々と白リョン島、延坪島(ヨンピョンド)など西北島嶼を狙っているということだ。
地図を見ると、白リョン島は北朝鮮のあごの下を狙う首のようだ。白リョン島は北緯37.5度で、長林島など西海(ソヘ・黄海)のほとんどの北朝鮮の島よりも北に深く入っている。距離も北朝鮮内陸に近い。黄海道長山岬までは13.5kmしかない。金正恩にとって白リョン島は一日も早く片づけてしまいたい目に突き刺さった棘だ。
北朝鮮が28日、短距離弾道ミサイル(SRBM)、巡航ミサイル、600ミリ超大型放射砲など対南打撃用ミサイルに装着可能な戦術核弾頭「火山-31」を電撃公開した。北朝鮮の7回目の核実験は、この戦術核弾頭を実際に爆破することになるという観測が出ている。軍筋は「北朝鮮の戦術核ミサイルの実戦配備が迫っている」と述べた。
金正恩がソウルに向けて戦術核ミサイルを装填し、威嚇しながら白リョン島に軍隊を送り、強制占領を試みる可能性はないだろうか?金正恩は南南葛藤(韓国の中が二つに割れて争うこと)で韓国社会が動揺し、「竹倉歌」反日フレームで韓日安保協力に亀裂が生じるのを待っているだろう。その時を願って準備する人たちも韓国国内のどこかにいるだろう。政治家と軍、そして情報当局は白リョン島がクリミアのようにならないように備えなければならない。(朝鮮日報ベース)
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