「ホテルに入る写真」はある?腕が良い探偵と悪い探偵の見分け方

 

浮気を始め、日々様々な調査を行う探偵。私たちにとって普段あまり馴染みはありませんが、いつか自分が探偵に調査を依頼する立場になるかもしれません。今回のメルマガ『探偵の視点』では、著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、腕が「良い探偵」と「悪い探偵の」見分け方を解説しています。

探偵の実力はどこで測る?

YouTubeを開けば“探偵の選び方!”なるものはたくさん出てきますが、内容はほとんどが「見積もりを貰えるところにしましょう」「公安委員会に届け出をしているところにしましょう」というものばかりで、探偵の“実力”に触れているところは多くありません。

実際の調査には、張り込み、尾行、撮影、聞き込み、ディレクションと言った“スキル”が重要になってきます。

では、そういったスキル=実力は、どこで測るのが良いのでしょうか?

個人的には、ある程度の指標になると思っているのが「調査報告書のサンプル」を見せてもらうことです。

調査報告書というのは、どのような調査でも基本的にはお客さんに納品するものです。例えば浮気調査で、結果がシロ(浮気していなかった)としても、稼働した時間分の調査報告書は必ず納品します。そして、その調査報告書こそが、裁判資料になったり、“証拠”の原本になるものなのです。

なので、その調査報告書の出来が良ければ依頼の目的達成に近づきますし、悪ければ遠のきます。実力不足な撮影、尾行をしている所であれば、調査報告書も低レベルなものになりますので、その調査報告書で、ある程度のレベルが測れるのです。

では、素人が見てその線引きをする為の“報告書の見方”はどのようなものがあるでしょうか。

チェック事項としては、

・動きが無い時間も、1時間に一度は写真と文章が載っているか
・対象人物の顔が正面から写っているか
・尾行の写真があるかどうか
・ホテルであれば、入るところ、出るところの写真が載っているか

などです。

探偵事務所がサンプルで出すぐらいですから、自分たちがした調査の中でも良い出来栄えの調査報告書をサンプルにしています。なので、上記はクリアできているものをサンプルとして出すところが多いと思います。

逆に言うと、サンプルでさえもそこがしっかりクリアできていないのであれば、実力を疑ったほうがよいかもしれません。

今回は調査報告書について書きましたが、探偵の選び方で一番良いのは“弁護士に紹介してもらうこと”です。弁護士が認めているのであれば、実力はまず問題ないでしょう。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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