ちなみに乙姫が浦島太郎に玉手箱を渡した理由ですが、心理学的な分析から言わせていただくと「浦島太郎のことを思って」です。
なぜか?
まず人間の思い出は、時間と共に色褪せるものです。
エビングハウスの忘却曲線、という言葉もあるのですが、記憶は恐ろしい勢いで減っていきます。
受験時代に必死に記憶した内容って、今少ししか残ってないですよね。
そのため浦島太郎も、竜宮城でどんなに楽しい記憶があっても、時間と共に薄れてしまいます。
そのまま老人になったら、ほとんど記憶は残っていないかもしれません。
よって乙姫さまは、一瞬で老人にすることで、「その記憶がそのまま残ったおじいさん」にしてあげた、というわけです。
………。
いやね、うん。
納得できませんよね。すみません。
何にせよ日本人の常識と言われる話も、外国の方から見ると面白いんだな、という点を知って面白かったです。
僕たちはもっとグローバルに生きなければいけないのかもしれません。
無難な結論になったのかなってないのか不明ながら、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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