多くの日本人が内容を受け入れている浦島太郎の童話。しかし、海外の人には違う受け入れ方をされるようです。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、 著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、海外の感じ方の違いを体験した話と、日本人も理由を知らない浦島太郎の「あの疑問」について分析していました。
なぜ乙姫は浦島太郎に玉手箱を渡したのか
こんにちは。ゆうきゆうです。
僕はよくオンライン英会話をやっているんですが、その中で「宇宙」の話になりました。
で「宇宙船に乗ると、地球に比べて時間が早くすぎる」みたいな話ってありますよね。その話になりまして。
それについてしゃべるときに、「確かその話って『ウラシマ効果』って名前がついてたな」と思い出したんです。浦島太郎になぞらえて。
でも、ここで思いました。「いやでも、ウラシマ効果って名前、そもそも伝わるのか?」と。これって日本独自の名称なのでは?と。外国人が、そもそも浦島太郎って知ってるのか?と。そのため、浦島太郎という童話の説明をすることになりました。
「ウラシマという男がいて、カメを助けたんです」
そんなところから英語で解説です。宇宙の話からだいぶ離れてる。
で、「ウラシマが海でキャッスルに入って、プリンセスに会って…」みたいな説明を。説明しながら、軽くディズニーにありそうな話だな、と思いました。
で、最後のシーンまで説明しましたところ、めっちゃ大ウケ。「あっはっは!」「えっ!?」びっくりします。何にウケたのか。
すると先生は言いました。
「なんでそのプリンセスは、開けたらおじいさんになっちゃうボックスを、わざわざ渡したワケ!?」
確かにー!そこでウケるのが新鮮でした。
我々日本人は、あまりに当然すぎて、今さら疑問を抱かない。でもはじめて聞いたら、確かにそれが素直な反応なのかもしれません。
それにたいして僕は答えました。
「その理由は」
「うん!?」
「日本人も知らない」
「あっはっはっは!」
さらにウケました。とりあえず浦島太郎は、ユーモア話として海外で通用するようです。