結果を出す人がやっている“2人称、3人称の視点”を持つということ

 

成功する人とそうでない人の差に「行動力」があります。しかし、成功者は行動だけでは終わりません。その先に“気づき”があると、メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で、経営コンサルタントの菊原智明さんは語ります。行動後、有益な気づきを得るにはどうすれば良いのでしょう?

すべての活動において、2人称・3人称の視点を持つ

凄い人、結果を出している人と話をしていると「やってみたらこっちの方がいいと分かった」といった話が出てくる。

この言葉は“行動する+気づき”といった意味が含まれている。行動と気づきがセットになると成長が早くなるものだ。

結果を出している人は「まずはやってみるか」と行動する。

もちろん失敗することもある。時には準備が足りないことも。だとしてもまずは一歩を踏み出す。これによって学びを得る。

多くの人はこれができない。いい情報を耳にしても「もう少し準備をしてからにしよう」「今はタイミングじゃない」「時間が取れるときにしよう」などと先延ばしにする。

3日も経てばモチベーションも下がる。「まぁ、次の機会でいいか」となってしまう。

結果を出している人はとにかく行動力がある。これは間違いない。ただし、行動するだけではない。その行動から有益な気づきを得る。

この気づきがあるかどうかで“この先うまく行くかどうか”が決まるのだ。

では行動からどうやって気づきを得ればいいのか?その方法はその行動に対して“2人称、3人称の視点”を持つということ。

人称とは3種類ある。

・1人称 自分自身
・2人称 あなた
・3人称 その他

というもの。

1人称では気づかなかったことも、2人称、3人称の視点を持つことで客観的になれる。そうすることで見えてくるものが変わる。これが非常に重要なのだ。

お客様と話をしていて「あれ、こっちのトークの方が響くのでは?」と感じることがある。

これは気づきのチャンス。そういった時は“2人称の視点(目の前のお客様視点)”が持てている時だ。

またツールを作っていて「この情報内容ならこれから検討する人(多くの人)に役立つな」と思うことも。

こういった時は“3人称の視点(幅広いお客様の視点)”が持てていると言える。

このように客観的な視点が持てるとき“トークも情報提供”も上手くいく。

もし、これが1人称にだけだったらどうだろう?まわりが見えない状態になり、「この内容を話して、次はこれで、その次は…」と話すことに夢中になる。

こうなるとお客様が冷めていることに気が付かない。接客ならばお客様が短時間で帰ってしまい、「なんだ、冷やかし客か」などと思う。これを繰り返している限り結果が出ることはない。

トークでも情報提供でも、“2人称、3人称の視点”を持つようにする。この意識を持つだけでも見える世界は変わってくる。

私の経験上“2人称、3人称”の視点を持っている人はそんなに多くない。

少し前のこと。知人から「紹介したい人がいる」ということでお会いした人がいた。

その人はボランティアをしている。かなりの時間と労力をつぎ込んでいる。なかなかできることではない。そのこと自体は素晴らしいし、尊敬できる――(メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2023年4月28日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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