家事をやり慣れない人が残しがちな「あとちょっと」。これはなぜ起きてしまうのでしょうか?今回、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、いちいち指示をすることもめんどくさいけれど、気になる家事のやり残しについて語っています。
さて、本日はあとちょっとなお話。
家事をやり慣れない人が家事をやってくれることがありますよね。子供とか(一般的に言って)男性とか。そうすると
・DMは内容を確認してそのまま
・トレペを補充して前のトレペの芯はそのまま
・拭き掃除が終わると雑巾はそのまま
・洗って乾いたマグは洗いカゴにそのまま
・ゴミを集めた後ゴミ箱はそのまま
…こういうこと、よくありますよね。まさに名もなき家事の典型といえそうですが、別のいい方では
・詰めが甘い
でしょうか( ̄∇ ̄)
なぜだ、なぜソコまでで終わりにするんだ。その後どうなるのか想像がつかないのか?と感じることがしばしばですが、おそらくホントに
・想像がつかない
んでしょう( ̄∇ ̄)
よく家事をやり慣れない人にはやって欲しいことをイチイチ指示した方がいいと言いますね。でも、指示する側からすると、それはかなりメンドクサイ。察しろはダメだと分かっていても、全て指示するのは細かすぎてムリがある。まあ、家事みたいな異常に多種多様な仕事で全てを書き尽くしたマニュアルなんて作れないですよね。
なので、このイチイチな細かさを包摂するなにかが必要なんですよ。
それは
・次の人のための準備をしておく
という心構えなんだと思います。
ああいうのって、大抵本体の作業は終わっているんですよね。
・DMの要否は判断済み
・トレペは補充済み
・拭き掃除は終わった
・マグは洗った
・ゴミは集めた
…みたいな。でも、その後のほんのちょっとがやってない。これは作業の本体ではなくて、後始末・片付けなんですよね。だから
・扱いが軽くて、やらなくてもイイ
みたいに思えるんでしょう。本体の作業はやったんだから、「それくらい」やってよと。いや、全く
・一理はあるが二理はない
ねえ(*゚∀゚*)
この後始末・片付けは
・次の作業の準備
なんですよ。そう、準備。だから、未完だと次に使う人がとても
使いにくくメンドクサイ。昔から
・使う前よりキレイに
・次に使う人のことを考えて
と言われる所以なんでしょうね。
自分が使った時点では終わりじゃないんですよ。自分の作業や目的は達成されただろうけどね。そのモノは他の人も使うわけで、それは今より後のはずなんです。違ういい方をすれば、誰かが使った後に自分が使ったのであり、
・誰かがちゃんとその状態にしておいてくれた
んです。だからこそ、ソコにそのコンディションであったわけです。
イチイチ細かく指示するより、この概念を理解してもらった方が
・的確で臨機応変
なんじゃないでしょうか。
次に使う人のために。細かい指示を待ってばかりじゃずっと出来るようにはならないですよ。
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