月商950万円をプラス。売上が戻らぬ地方の飲食店が獲得した「ある需要」とは?

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コロナ制限も解除され、賑わいを取り戻した都市部の飲食店。しかしながら地方や郊外に目をやると、戻らぬ売上にあえぐ店舗が多数存在するのも事実です。そのような中にあって、宅配弁当で月商950万円のプラスを実現した店舗がありました。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、1,000万円に迫る売上の付加を実現させた和食系飲食店の戦い方を紹介。組単価が高い「ある需要」の獲得法をレクチャーしています。

※ 本記事は有料メルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2023年5月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読どうぞ。

売上が戻らない地方×郊外店舗が店外売上950万円作った方法

4月も過去最高月商!みたいな景気が良いパターンもあるのですが、真逆で消費が弱いままのエリアもあります。

それが地方都市の更に郊外店舗。

大手チェーン店の立地別売上で見ても、最も戻りが弱いエリアです。

中小企業の場合だと和食系の業態が多く100坪くらいの大箱店舗ですね。法事や宴会が主な利用シーンです。

日々出張していると、東京→人口10万都市みたいなケースだと、消費への捉え方の差に愕然とします。

えっ、まだそんな状況ですか!?みたいな。

そのため、法事や宴会が主な利用シーンだと特に売上が戻らない状況です。

そんな中で人口数十万人台の地方都市かつ郊外で戦われているご支援先が月商950万円を弁当宅配で付加されました。

他都市においても再現性が高いため、下記またご参考頂ければと思います。

■月商950万円の内訳

  • 売上=組数×組単価

上記で見るとこんな感じ。

  • 950万円=264組×3.6万円

地方においての魅力はこの組単価!効率が非常に良いですよね。

■なぜ組単価が3.6万円なのか?

年間を通じて高い組単価。

何故なの?という部分ですが、これが冒頭の元々の強みである利用シーンの話です。

法事法要と宴会。

特にこの法事法要における受注が組単価の大きな押し上げ要因になっています。

■法事法要の獲得

売上に占める法事法要の比率が50%!

ちなみに法事法要だけの注文単価は4.5万円を超えています。

お店ではやらないけれども、自宅やお寺では実施する。

この辺りが地域特性を感じますよね。

何故ここまで法事法要の獲得ができるのか?リピーター様・新規様の視点で見ます。

<リピーター様の視点>

法事法要を伸ばす一番の方法。それは顧客データベースです。

  • 通夜→葬儀→初七日→四十九日→一周忌→三周忌→七周忌→…

このように流れがあるにも関わらず、「周忌ヒアリング」をしないお店が多すぎです!

大分類の法事とだけ把握し、結果的に次のフォローができないという。

こちらの企業様が素晴らしいのが、店内法事の頃からしっかり法事ヒアリングを行い、顧客データベースがバチっと揃っていました。

あとはそこにDMを行うだけ!それで着実に売上が伸び続けていらっしゃいます。

<新規様の視点>

チラシを継続的に実施しています。

今更チラシ!?と思いますよね。そうなんです、チラシなんです。

もちろんWEB媒体も強化しており、CVRも3.5%以上とかなり効率的。

CPAもたった850円!案件が入れば入る程に売上と利益が伸び続けます──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2023年5月22日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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