逮捕“秒読み”の猿之助、取り調べを受ける姿が全国公開?映画『緊急取調室』延期で賠償金額は…

2023.06.01
 

5月31日、『文春オンライン』が「市川猿之助を自殺幇助で近く逮捕へ」と報じた。1日現在、猿之助が逮捕されたという情報はないが、両親の死亡や供述内容等から最悪の事態は免れないと考えるのが自然だろう。人気芸能人が逮捕されると、関わっている作品やCMがお蔵入りになるケースは多くある。猿之助も、総理大臣役で出演する映画『緊急取調室 THE FINAL』の公開が間近に控えていたが、先ほど公開延期が発表された。

【関連】『週刊文春』が「猿之助を自殺幇助で逮捕へ」と報道。天海祐希主演『緊急取調室 THE FINAL』は公開か、お蔵入りか?

公開延期は安倍首相以来2回目だった?

映画『緊急取調室 THE FINAL』に関しては1日、『Sponichi Annex』が「昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃されて死亡する事件が起こったため、公開の延期を余儀なくされた」と報じている。つまり、同映画に「2度目の災厄」がふりかかる可能性があるということだ。

芸能関係者は言う。

「近年、〈作品に罪はない〉との声が大きく、少し前ならお蔵入りしていたような作品が世に出ることは珍しくない。ただ、今回はちょっと難しいんじゃないですかね……」

それは、劇中のシーンが深く関係しているという。

今回の映画『緊急取調室 THE FINAL』は、テレビ朝日の木曜ドラマ枠として全4シリーズが製作された人気作品の映画化として、ファンから期待の声が多かった作品。『THE FINAL』という名の通り、この映画で同作品は完結することとなる。これに、現在警視庁から事情聴取を受けている猿之助が内閣総理大臣役として出演しているのだ。

「映画のあらすじは大まかに〈猿之助さん演じる総理大臣が襲撃され、捜査一課の取調べ専門チームのキントリ(緊急事案対応取調班)が襲撃犯への取り調べをする中、総理にある疑惑が浮上する……〉というもの。総理大臣襲撃といえば安倍さん、そして現総理の岸田さんも被害に遭った記憶に新しい出来事です。ただし、あくまでフィクションなので、そこに関しては何の問題もない。ネックになるのは、予告編でも流れていますが、猿之助さんが演じる長内総理が天海祐希さん演じる真壁から取り調べを受けているところなんです」(前同)

総理襲撃よりも大問題な「取り調べシーン」

 予告編には、天海祐希演じる真壁が「総理を取り調べたいんです」「重要参考人は内閣総理大臣…丸裸にしてやる」といった内容に加えて、長内(猿之助)の「私をここ(取調室)に呼んだのは、なぜですか?」といったやり取りがある(現在は非公開)。

「総理大臣役としてですけど、〈取り調べを受けるのはさすがに現実と重なりすぎでしょうよ~〉と、関係者は苦笑い。現実世界で、猿之助さんが警察から取り調べを受けているのは大々的に報じられています。ちょっとリアルすぎて、観客も作品に集中するのは難しいと製作サイドは判断するのでは? 延期はやむを得ないし、逮捕起訴~と今後次第では、お蔵入りも考えられます」(前出の関係者)

ちなみに先週末、都内のシネコン系映画館で、上映中の別の映画を鑑賞したという男性(40代)はこう言う。

「あの映画(緊急取調室)の予告が普通に流れたので驚きました。周りの客が〈ざわざわ〉してましたね(笑)。公開するなら怖い物見たさ的なノリで観に行こうかなと思っていたけど、この感じじゃやらないのかな?」

予告編で客がざわついているようでは、今本編を上映するのはタイミングとしてどうなのよ? である。

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