「私は福島汚染水を飲める」なぜ韓国の科学者はこのような文章を発表したのか?

a young man in a white T-shirt holds a clear glass of clean drinking water
 

――福島汚染水をめぐる議論がなぜ消耗的なのでしょうか

「放射線に関する科学とはかけ離れた主観的見解によって論難が増幅され、国民の恐怖だけが大きくなっているからです。国家経済にも役に立ちませんし、だからといって汚染水の放流を防ぐ実質的な手段も見られません。」

――BRICに文章を書いたきっかけは何ですか

「私は放射性同位元素についてよく知っていて、福島の汚染水の放流が大したことではないと思っていました。ところで友達が『もう海釣りは終わった』と言って、学生たちも約80%が「これから水産物は気もちが悪くて食べられない」と答えているのです。国民が本当にこう考えるなら、本当に大きな問題だと思いました。ブーメランのように結局私たち水産業界と飲食業界に大きな被害を与えるはずなのに、これ以上遅れる前に正確な事実を知らせなければならないと思いました」

――タイトルを「汚染水を直接飲む」と刺激的につけていましたね

「科学的に問題ないと書いてみても目を引くのは難しいでしょう。国民が安心するためには、私が直接飲まなければなりません。公開された数字で計算してみたら本当に大丈夫なんです。刺激的なタイトルだと思いますが、それでも『安全だ』『心配するな』と大声で叫びたかったのです」

放射能を生涯研究してきたウェイド・アリソン英オックスフォード大学名誉教授が先月、「多核種除去設備(ALPS)で処理した福島汚染水なら直ちに1リットルでも飲める」と述べたが、国内科学者がこのような宣言をしたのは朴教授が初めてだ。

――汚染水を飲むというのはショーではないですか

「ショーと誤解されてもいいですよ。今は国民の食卓を安心させることが切実です。本当に大丈夫だと言うには、自分の体を差し出さないといけまません」

――生放送で「討論会」が開かれて本物の福島放流水を持ってきたらどうするつもりですか

「機会が来たら断りません。科学的攻防を交わす討論会でパク・イルヨンが正しいという結論が出たり、私が汚染水を飲む姿が生中継されれば、恐怖をまき散らし扇動した側は深刻な打撃を受けて壊れるでしょう。それが怖くて汚染水を準備できないと思います。もう一度言いますが、機会があれば私は躊躇なく飲みます。」

 

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