鉄道好きの間では重宝するB6判時刻表。旅のおともにもってこいのサイズなのですが、現在はJTBと交通新聞社から発行されています。今回の鉄道・軌道系無料メルマガ『Magazine de Station』では、著者のM.Gさんが、 その2社の時刻表を比較しています。
B6判時刻表のちょっとした考察
「青春18きっぷ」の旅に欠かせないのが「冊子の時刻表」です。
スマホと違って(ものが紙である以上当たり前だといえば当たり前なのですが)「バッテリー上がり」を起こさない、という点もありますが、「列車の前後関係を調べられる」というのもあります。
例えば東海道線で「熱海発島田行き列車から乗り継ぐ豊橋行き列車が興津発だった」というケースの場合、ウェブの乗り継ぎ検索だと「島田駅までそのまま行ってしまって興津から来る豊橋行きを待つ」というような結果が出ることがあり得ます。
この点冊子だと「乗り継ぐ列車は興津発か…それなら島田駅で乗り換えるより興津駅で乗り換えた方が座れるかもしれない」とわかりますからね。
ところで冊子の時刻表で形態に適したB6判サイズの時刻表が交通新聞社・JTBパブリッシングともども出ています。
交通新聞社のは月刊の「コンパス時刻表」、JTBパブリッシングのは季刊の「JTB小さな時刻表」がそれなのですが、両方見比べたから言えることとしては
1.「コンパス~」の方が比較的字が大きい
「JTB小さな~」の方は月刊の(B5判・つまり少年ジャンプなどとほぼ同じ大きさの)「JTB時刻表」を縮小コピーしたんじゃないかと思えるくらい字が小さいんですね。
2.「JTB小さな~」の方が「コンパス~」に比べて(一番奥の方にある)「私鉄やJRバス、観光地の路線」などが充実している
「コンパス~」だと私鉄に関しては「有料特急の情報」しか出てませんので、どちらかというと「JRの路線と『国鉄及びJRから第三セクターになった路線』のみで充分だという人向き」ではないかということは否めませんね。
なお嘗ては「コンパス~」と同じ交通新聞社からB6変型判の「小型全国時刻表」が出ていましたが2021年8月号を以て休刊となりました。
では、この辺で(^^)/~~~
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