東京や大阪に住んでいる人で現在の物価高に苦しんでいる人も多いのかもしれません。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、年収500万以下の人は「東京で暮らすには切ない」として、ご自身も住んでいる地方都市でのメリットを挙げています。
上を目指さないのなら東京に住む必要はない
冒頭からこういうことを書くと、めっちゃ嫌われるというか、イヤなヤツだと思われると思うんですが、不都合な真実を辛辣にお伝えすることが、創刊からの私のスタンスなので、直截に申し上げると、
■ 年収500万円以下で東京で暮らすのはかなり切ない
ということです。
これが大阪なら、年収は400万以下ですかね。
このあたりの層に入っている人たちは、昨今の物価高で一番辛い目に遭っていると思います。
それでも将来に展望があって、自分が夢を持っていて、それに向かって邁進しているという実感がある人は、輝かしい未来をイメージして頑張れる、それによって望ましい未来を引き寄せることができると思うんですよ。
でも、日々の生活に疲弊して、生きることが精一杯で、未来に展望も夢もないという人が、インフレの時代に、年収が上がらないとなったら、本当に生きるのが辛くなるんです。
私も長いこと、この階層にいたんですけど、ひとつ違うのはバブルの頃って物価は(土地以外は)騰がらなかったんですよね。それは円高だったからですね。あの頃に給料が増えず、物価が騰がっていて、一人暮らしだったらさぞ切ない人生だっただろうなと思います。それが最近の日本の状況なんですよ。
で、こちらも解決策を書いてしまうと、そういう人は東京にいる理由がないんです。東京というのはこれからは、今のニューヨークと同じで、夢を持って、それを実現させるために、泥水を啜ることを決意した人が集まり、その中の数%の人が夢を実現させる街になるんです。
目標を持たず、ただ生きるためだけに働く人が幸せになれる街ではないのです。そんな人は、物価と土地の安い地方都市を目指しなさい。
もちろん場所にもよりますが、東京で年収500万の人の生活水準と同等かそれ以上の生活を、地方都市ならその70%くらいの年収で実現できますから。となると、年収350万くらいになりますよね。それくらいの仕事なら、探せば見つかる街はたくさんあります。
狙い目は、働く場所が県庁所在地で、住む場所がその隣の市や町です。それでも通勤時間は30分ほどだと思います。東京で片道1時間だった人には、楽勝の距離でしょう。地方都市で片道1時間の通勤をガマンできるのなら、もっと年収が安くてもどうにかなります。
私の住んでいる市でいえば、県庁所在地の隣の市内だと、2部屋駐車場込みで家賃が3-4万円くらい、通勤時間1時間が問題ないなら、その金額で一軒家が借りられて、場所によっては田んぼや畑も付いているかも知れません。それはイコール食費が抑えられるということです。
そういう街で、年収350万くらいで、ブラックではない職場で働き、休みの日には野良仕事をするという生活は、都会のストレスにまみれた身体を癒してくれるはずです。







