ススキノ“首切断”事件、計画者は父親か。一家で団結した「完全犯罪計画」の綻び

2023.08.02
SAPPORO - OCTOBER 17: The Susukino District October 17, 2012 in Sapporo, JP. Susukino is one of the three major red-light districts within Japan.SAPPORO - OCTOBER 17: The Susukino District October 17, 2012 in Sapporo, JP. Susukino is one of the three major red-light districts within Japan.
 

ススキノのホテルで62歳の男性が殺害され頭部が持ち去られた事件で、札幌市の職業不詳・田村瑠奈容疑者(29)と、父親で精神科医の修容疑者(59)、母親の浩子容疑者(60)の一家3人が逮捕されてから1週間が経過した。容疑者の証言等の報道がほとんどない中、MAG2NEWSでは、事件の取材を続ける関係者に話を聞くことができた。

犯行の計画者は修容疑者?

事件発生直後から取材を進める夕刊紙の記者は言う。

「取材を進める中で、既に報道がある被害者による不同意性交等のトラブルがきっかけで、田村一家、特に父親が“キレてしまった”のはほぼ間違いない。彼は娘である瑠奈容疑者を溺愛しており、彼女を守るために犯行を計画したのではないか。瑠奈容疑者から〈被害者を殺害したい〉と持ち掛けたか?などの詳細は不明なものの、綿密な計画を練ったのは修容疑者と関係者は見ています」

「完全犯罪計画」の綻び

既にMAG2NEWSでは、「当初は体のすべてを持ち帰る計画があった」可能性を報じている。しかし、瑠奈容疑者が何らかの理由で挫折した結果、頭部のみを持ち帰る判断に至ったのではないかという関係者の証言を得ている。

「『そして誰もいなくなった』の状況になれば、そもそも誰がホテルに入ったのか?いなくなった人間は誰なのか?捜査が難航します。一家は、そうした“完全犯罪”を計画したのではないでしょうか。しかし、結果的に首のみがない状態で被害者は発見されました。関係者によると、警察は早い段階で容疑者一家を特定していたと聞いています」(社会部記者)

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