タイムパフォーマンスの略「タイパ」といった言葉があるように、最近の若い人は「効率」を求めることが多いと感じます。しかし、時には「長い目で見る」ということも、人生には必要です。今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、「何の役に立つんですか?」が口癖の人々をぶったぎっています。
何の役に立つんですか?
今日のタイトル、最近の若い人が良く使う言葉らしいですね。何かをやらなきゃならない時、そのことの意味や効能を確認して、それが自分にとって明確なメリットになると分からなければ、「やらない」という選択肢を取るらしいですね。
ハッキリ言っておバカの極みですな。何かをやる時に、それが役に立つのか立たないのか、効能や効果があるのかないのか、そんなことが簡単に見極められるようなこと、特に若年者のあなたがその判断ができるような物事って、
● 長い人生ではほとんど役に立たないこと
なんですよ。
今の自分に役に立つってあなたは判断できたんでしょ。あなたごときの能力でそれが分かったんでしょ。ということは、それは非常に底が浅い、つまらないことなんです。
あなたの(もちろん「私の」でも同じですが)人生に於いて、真に役に立つモノ、知って良かった、やって良かった、続けて良かったと、10年後、20年後に感じることって、今のあなたの状態ではその判断ができないことなんですよ。
それはあなたがまだ幼くて、その判断ができないから。しかしそのことを続けて行くことで、段々と判断ができるあなたに育って行くわけです。そうやって10年、20年とあなたが成長したから、
● これは素晴らしいことだった!やって良かった!
と思えるあなたになれるんです。
今のショボいあなたが、役に立つ、スゴいと思うことなんて、成長した10年後のあなたから見たら、レベルが低すぎてお話にならないことなんですよ。
そしてこういうことは、全て事後的にしか分からないの。なぜならば、あなたはまだそのような成長をしていないからです。しかし成長するには、そのような今は大して役に立たないと思われるようなことをやらなきゃならないんです。このパラドックスを理解できるかどうかなんですよ。
でも、10年続けてみて、やっぱりこれは全然役に立たなかったってなったら、それって大損じゃないですか。
という問いが出て来ますよね。
それは重たい問いですね。そのような未来にならないために、我々は勉強をしなきゃならないわけで、人生のガイド役としてのメンターが必要になるんです。
そのことが将来自分にどう効いてくるのかというのは、似たような道を歩いてきた先輩には分かるんですよ。またその道に関する本をたくさん読んでいると、色々な場面で、やるべきこと、取り組まなきゃならないことが書かれているモノです。
勉強って本来は、
● 自分が今、取り組んでいることが、将来どう影響を与えるか
を知るためにあるんですよ。
例えば、英語の勉強だと、
▼ 良い映画を繰り返し見なさい とか
▼ 薄い英語の小説を読んでみなさい とか
▼ 洋楽を何曲か歌えるようになりなさい とか
そういうことをやれと言う先生がいるんです。それが役に立つ勉強法なのかは、英語ができるようになった人にはすぐに分かりますし、英語の学習方法が書かれている様々な本に、似たようなことが書かれています。
それは真剣に英語をモノにしたいと考えて勉強する人には半ば常識なんですよ。ところが学習レベルが低い人は、このようなメソッドについて、
■ そんなことをやっても来月のTOEICの点数に効くとは限らない
って考えるわけです。
それは端的にリサーチが足りないか、まともなメンターや先生が側にいないってことなんです。
そうやってすぐに効果が出そうなことに手を出してしまって、長期的に伸びないという未来を作ってしまう人ってたくさんいるんですよ。
英語の学習というのは、かなりメソッドが確立しているので、ちょっと調べたら分かるんですけど、例えば、
● 幸せな結婚生活を送るために何をしたら良いですか?
みたいな質問に対する答えって、本を読んでも分からないんですよ。こういう問いにこそ、メンターが必要になるんです。
では、次回私が考える解を解説してみましょうか。
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