さっそく本文のなかから、
何を重視すべきかは、
その時点の経済状況次第であるということだ。 投資資産が少ないなら、貯金を増やすこと( そしてそのお金を投資すること)に注力すべきだし、 すでに大きな投資資産があるのなら、 投資計画に時間を費やしたほうがいい 予想貯金額と予想投資収益額のどちらが多いか?
予想貯金額のほうが多い人は、貯金を増やすことに集中すべきだ 個人の貯蓄率を一番大きく左右するのは所得水準である。
このことは、様々な研究で実証されている。たとえば、 連邦準備制度理事会(FRB)と全米経済研究所(NBER) の研究によれば、下位20%の所得者は毎年収入の1%を貯金し、 上位20%の所得者は24%を貯金している。さらに、上位5% の所得者は37%を、上位1%の所得者は51%を貯金している 今より収入を増やす5つの方法
1 時間単位の専門サービスを提供する
2 出来高制の専門サービスを提供する
3 人に教える
4 商品を売る
5 会社で昇進する贅沢な買い物をするときは、必ずそれと同額の投資をする
では、ライフスタイル・クリープの上限は?つまり、
収入が増えたとき、どれくらいまでなら使ってもいいのか? それは貯蓄率によって変わってくるが、ざっくりいえば、 ほとんどの人に当てはまる答えは「50%」になる 短期的には賃貸派より持ち家派のほうが住宅費に関するリスクが高
くなる。(中略)だが、長期的に見ると、この立場は逆転する。 賃貸派は今後1、2年間住宅費は固定できるだろう。だが、 10年後の住宅費がどうなっているかはわからない 3年以内でまとまった資金をつくりたいなら現金で貯め、
3年以上かかる場、合は債券に投資する 支出は、年齢が上がるにつれて減っていく
技能や知識は人生を通じて向上する。だが、時間は減っていく。
そのため、人的資本は結局、 時間の経過とともに減っていくことになる。 この人的資本の減少に抗うための唯一の手段が投資だ 市場が50%以上下落したときには、できる限り投資すべき
400ページを超える大著ですが、
著者の文章も読みやすく、
ぜひ読んでみてください。
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