一方で、CRMを事業として行う上で、事前に留意する点もあります。たとえば、
- 顧客データの管理:漏洩や誤用を防ぐ
- スタッフ教育:CRMツールだけではなく、人的要素も大切
- 無駄なアプローチ:顧客のニーズを考慮しないと、嫌がられる
- 短期的な結果ばかりを求めない:長期的な戦略が必要
といった具合です。
なぜそのような問題があるのでしょうか?
それは、多くの企業では、複数のプラットフォームを運営しているため、それぞれで分散されたデータを、保有していることが挙げられます。
今回ソニーがIDを統一する主な理由は、顧客データを一元化し、それによって顧客一人一人に合わせた、きめ細かいサービスや製品を、提供しようとしているのでしょう。
このようにして、顧客満足度を高め、長期的な関係を築く、そのためには、経営資源を投資しても、長い目で回収できる、とふんだのでしょう。
CRMと顧客IDの統一は、今日のビジネスで無視できない要素です。
正しく管理と活用をすることで、顧客満足度を高め、ビジネスを成長させることができるからです。
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