はたしてこんなパイロットに命を預けていいものなのか――。そう思わざるを得ない「重大事案」が発覚した。9月22日夜に羽田空港を出発したトルコの航空会社の旅客機が離陸直後、本来のルートを外れ東京タワー付近などの都心上空を飛行していたことが判明。読売新聞等が6日に報じた。
羽田出発のトルコ機、誤って都心上空を飛行…東京タワー・築地場外市場・月島駅など経て東京湾へhttps://t.co/10BhdspKB3#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 5, 2023
違和感を抱いていた周辺住民も
報道によると、十分な高度は保たれていたため安全な運行に影響がなかったとのことだが、目撃情報等によればやはり異常な飛行であったことは間違いないようだ。
先月末中央区民の皆さんが「あれ?近くない?」と思っていた飛行機。やはり誤ったルートだったみたいです。
⇒ 羽田出発のトルコ機、誤って都心上空を飛行…東京タワー・築地場外市場・月島駅など経て東京湾へ : 読売新聞オンライン https://t.co/mKsftdXxd0— 中央区民マガジン (@chuo9_magazine) October 6, 2023
東京タワーから築地場外市場、月島駅などを経て東京湾へ…まるで夜景観覧コース
国交省は「羽田空港飛行コースホームページ」で羽田周辺の航空機の航跡を開示しているが、同機については「9月22日(金)22時台にC滑走路から離陸した航空機の一部の航跡図について、システム不具合により実際の航跡と大きく異なる表示があることから、より正確な航跡をお知らせします」として、後に実際の航跡を発表。しかしなぜ発表にフライトから2週間近くを要したのかについての謎は残る。
改めてこのルートを見ると、東京タワーから築地場外市場、月島駅などを経て東京湾に抜けるという、あたかも都心観光を楽しむ夜景観覧コース。これにはネット上でも、「間違いと言うか、パイロットが東京の都心を飛びたかっただけだと思う」「パイロットが確信的に逸脱したのでしょう」等のツッコミが殺到する事態となった。
国交省に対して航空会社は、マニュアル操作から自動操縦への切り替えの不手際を原因として挙げているとのことだが、遊覧セスナ機でもなし、万が一機体が東京タワーに接触などという事態が発生しようものなら、どう責任を取るつもりだったのか。
「ファーストクラスのワガママ大富豪のために周遊した?」との声も