報道NG?大手メディアが絶対に触れぬジャニーズと櫻井翔パパ、統一教会、そして中曽根の深い闇

 

ジャニーズ記者会見の茶番

事務所が開いた記者会見のおいては、質疑応答で特定の記者を当てない「指名NGリスト」が作成されていた。4日、NHKが報道。

会見時に運営スタッフの一人が「NGリスト」の書類を持って歩いていたところを、NHKのカメラが捉えていた。

他方、「FRIDAY」(*2)は、「NGリスト」と「10月2日記者会見質疑応答」と書かれた文書の現物を入手し、「指名候補記者リスト」も入手している。

「会見の質疑応答が始まると、『指名候補』に挙げられている東洋経済の記者、リポーターの駒井氏が真っ先に指名されました。

 

一方、NGリストに記載されている鈴木エイト氏は、ずっと挙手していたものの最後まで当てられませんでした。尾形氏や望月氏は挙手してもいつまで経っても指名されないので、司会に当てられなくても自分たちで質問していた。

 

他にも『指名候補』に挙がっていたTBSの藤森アナウンサーやロイター通信の記者は当てられていたので、会見はやはりリストに沿って進められたように感じます」(*3)

「FRIDAY」によると、「指名候補記者リスト」に入っていたのは以下の8名だ。

  • 「読売新聞東京本社」T記者
  • 「日本経済新聞社」S記者
  • 「日経ビジネス」O記者
  • 「東洋経済新報社」Y記者
  • 「ロイター通信」S記者
  • 「ニューヨーク・タイムズ」U記者とM記者
  • 「TBS」藤森祥平アナウンサー
  • 芸能リポーターの駒井千佳子氏

 一方、「NG記者リスト」には、以下の6名の名前が記載されていた。

  • 「Arc Times」尾形聡彦氏
  • 「Arc Times」望月衣塑子氏
  • 「一月万冊」本間龍氏
  • 「一月万冊」佐藤章氏
  • 「TRICK FISH」松谷創一郎氏
  • フリージャーナリストの鈴木エイト氏

しかしながら、記者会見の茶番さは、会見の運営を担った「FTIコンサルティング」そのものの胡散臭さに起因する。

アメリカで“フェイクニュース”を垂れ流す米コンサルタント会社

というのも、昨年日本に進出したFTIコンサルティングは、本国アメリカでは、石油・ガス大手などと結託して化石燃料の利用促進に大きな影響力を振るっていると報道されている(*4)。

また、気候変動問題をトピックに扱うニュースサイト「DeSmog」はFTIの活動について、

気候変動への疑念をまき散らし、気象学者を攻撃して、なおかつ化石燃料の利点を強調する石油業界のキャンペーンに貢献してきた(*5)

と主張する。

他方、ジャニーズ事務所をめぐっては、昨年の安倍晋三元首相の銃撃事件以来、世間を騒がす旧統一教会との関係も囁かれている。

2003年、“アイドル王国”ジャニーズ事務所と関連会社・取引先に国税の査察が入ったことがあるのだが、この関連会社3社に、旧統一協会と密接な関係があるのではないかという疑惑が浮上したのだ。(*6)

「当初、国税の目的はジャニー(喜多川)さんの個人所得に関する調査だったのですが、関連会社数社に合計約20億円の申告漏れが見つかり、査察に変わったんです。

 

査察に入られた関連会社は『クンクン』『日本廣明社』『ジェイステーション』の3社。

 

そのうち『クンクン』の業務内容は、ジャニーズ所属タレント掲載に関わる雑誌、カレンダー等の企画制作において各出版社との契約折衝代行、化粧品の販売でしたが、この会社の代表を務めていたのが、女優の月丘夢路さんだったのです」(宗教ジャーナリスト)(*7)

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